解説
限りない『超体力』を生む不可思議な薬を発明した学生が巻き起こすサイエンス・コメディ。製作はビル・アンダーソン、監督は「ウェンディの青春」のヴィンセント・マックヴィーティ、脚本はジョセフ・L・マックビーティとハーマン・グローブス、撮影はアンドリュー・ジャクソン、音楽はロバート・ブランナーがそれぞれ担当。出演はカート・ラッセル、ジョー・フリン、マイケル・マクグリービー、イヴ・アーデン、シーザー・ロメロ、フィル・シルヴァースなど。
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「世界最強の男」のストーリー
メドフィールド大学の理科専攻の学生、デクスター・ライリー(カート・ラッセル)とリチャード・スカイラー(マイケル・マクグリービー)は新しいビタミン剤の研究をしていたが、ある日、ふとしたミスでデクスターの化学溶液がスカイラーのビタミン複合剤の中に数滴こぼれてしまった。スカイラーはその駅をコーンフレークの容器に入れて家に持ち帰ったのだが、デクスターが間違えて飲み込んでしまった。すると、彼の鼻の穴からきのこ形の青い煙が立ち上ったかと思うと、少し触れただけで靴ヒモがしまり、寄りかかるだけで灯柱がぐらつき、握っただけでドアの引手がとれてしまうのだ。彼は超体力を得ていた。この不思議な力を生み出すビタミン剤の事を知った学長のヒギンズ(ジョー・フリン)は大学が財政困難の折りから、クランプリー・コーンフレーク会社の女社長ハリエット(イヴ・アーデン)に売りつけた。というのも、彼女は長年の商売敵であるカーウッド・クリンクル(フィル・シルヴァース)を打ち負かすために、クリンクルの母校であるステート校とメドフィールド校との重量挙げ対抗戦にこの薬を利用しようとしたのだ。一方、ハリエットの甥のハリーは叔母を裏切ってクリンクルに薬の情報を15万ドルで売りつけ、ヤクザ者のアーノーとクッキーを仲間に入れた。そして、3人はスカイラーを誘拐し、彼を針療術の得意なアー・フォンに催眠術をかけさせて、薬の複合剤の成分を喋らせた。ところが、クリンクルは、スカイラーの言う通りの薬入りコーンスープを食べてみたが、何の変化もあらわれないのであわてる。いよいよ試合の日。ステート校と較べると小柄で弱々しそうなメドフィールド校の選手たち。それでも闘志に燃えるデクスターたちだが、特製のコーンスープを食べても力がつかないのであわてる。デクスターはそこで初めて、自分の化学溶液が混合していた事に気づき、実験室に取りに行った。その間ステート大学は圧倒的な強さでメドフィールドを引き離していった。デクスターが化学溶液を見つけた時、アーノーとクッキーが襲ってきた。思わず溶液を飲みほすデクスター。すると青い煙が立ち上ったかと思うと、彼はすっかり鉄腕を取り戻し、2人を打ち倒してから重量挙げの会場へ向かった。あと数秒でステート校の優勝が決まるという瞬間、デクスターが駆けつけ、彼の超人的体力で、自校を優勝させるのだった。
「世界最強の男」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「世界最強の男」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1973 |
公開年月日 | 1976年8月28日 |
製作会社 | ウォルト・ディズニー・プロ作品 |
配給 | ブエナ ビスタ |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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