解説
実際に起こった保険金詐欺事件を基に、その謎に挑む刑事の姿を描くミステリー。監督は、「引き裂かれた女」のクロード・シャブロル。出演は、「しあわせの雨傘」のジェラール・ドパルデュー、「幸せはシャンソニア劇場から」のクローヴィス・コルニヤック、「レセ・パセ 自由への通行許可証」のジャック・ガンブラン。
ユーザーレビュー
「刑事ベラミー」のストーリー
セート墓地のそばの海岸で、黒焦げの自動車と焼死体が発見される。休暇中で、妻と毎日のんびり暮らしていたベラミー警視(ジェラール・ドパルデュー)が、家の居間でくつろいでいる。TVでは、エミール・ルレの保険金詐欺事件が報じられている。男(ジャック・ガンブラン)がベラミーを訪ねてきて、名前も名乗らずに電話番号だけ伝えて帰る。歯科医の友人がベラミーを訪ねてきて、夕食を共にする。エミール・ルレの愛人で、フット・マッサージ店を経営しているナディアの話題になる。その夜、昼間来た怪しい男ノエル・ジャンティから電話が入り、ベラミーは指定されたモーテルに向かう。そこでノエルはベラミーに1枚の写真を見せ、その人物を殺したと告げる。しかし写真に写っている男は、ノエルに瓜二つだった。ある夜、ベラミーの腹違いの弟で、まともな仕事につかない前科者ジャック(クローヴィス・コルニヤック)が訪ねてくる。ジャックはいつも妙な儲け話を持ち掛け、ベラミーを困らせる。ノエルのデータは警察に無く、身分証は偽造だった。不審に思ったベラミーは、ノエルの妻のもとを訪れる。家に飾ってある写真を見て、彼女と一緒に映っている男は誰かと尋ねると、エミール・ルレだと答える。ノエルと名乗った男はルレだったのか? 保険金詐欺事件の意外な真相とは? ベラミーと弟ジャックの隠された過去も明らかになり、物語はクライマックスへと進む。
「刑事ベラミー」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「刑事ベラミー」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | サスペンス・ミステリー |
製作国 | フランス |
製作年 | 2009 |
公開年月日 | 2012年4月21日 |
上映時間 | 110分 |
製作会社 | Aliceleo |
配給 | 紀伊國屋書店=マーメイドフィルム(配給協力 コミュニティシネマセンター) |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビー |
公式サイト | http://www.eiganokuni.com/meisaku5-france/ |
コピーライト | (C) Moune Jamet |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2012年5月上旬号 | UPCOMING 新作紹介 映画の國名作選V フランス映画未公開傑作選「刑事ベラミー」 |