解説
人生の岐路に立たされた恋人たちがコインの表裏に決断を委ね、それぞれの場合に過ごすことになる対照的な一日を追った、疾走感溢れるパラレルストーリー。ストーリーの大枠だけ決められており細部の台詞はほぼ役者たちのアドリブで構成されるという本作に、「50/50フィフティ・フィフティ」「インセプション」のジョセフ・ゴードン=レヴィットと「ジョン・カーター」のリン・コリンズが挑戦した。2005年トロント国際映画祭に正式出品され高い評価を受けた「綴り字のシーズン」のスコット・マクギーとデヴィッド・シーゲルが再びタッグを組み、監督・脚本・製作を担う。撮影は「パラノイド・パーク」の レイン・リー。
ユーザーレビュー
「ハーフ・デイズ」のストーリー
7月4日、独立記念日。ニューヨークのマンハッタン島とブルックリン区を結ぶブルックリン橋の中央にたたずむ恋人同士のボビー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)とケイト(リン・コリンズ)は人生の岐路に立っていた。二人はコインの表裏に運命を託し、二通りの一日が始まる。マンハッタン島の方へ向かった二人は、タクシーの中で携帯電話を拾う。落とし主と連絡が取れ携帯電話を返そうと待ち合わせ場所に向かうと、男が射殺されるところに出くわしてしまう。状況を把握しきれず混乱しながらも、ボビーとケイトは走り出す。そして、大金と犯罪組織が絡んだ逃走劇へと発展していく。一方、ブルックリンへ向かったボビーとケイトは、ケイトの家族が開くホーム・パーティに参加することに。和やかにパーティの準備が進む中、母親との確執や亡くなった兄のこと、ボビーが外国人であること、ボビーとケイトの秘密など、次第に家族や二人が抱える問題が浮き彫りになってくる。一見分かれ分かれになった二通りの一日が重なり合うとき、ボビーとケイトはとある決断をする……。
「ハーフ・デイズ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ハーフ・デイズ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2009 |
公開年月日 | 2012年8月4日 |
上映時間 | 101分 |
配給 | アットエンタテインメント |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | 不明 |
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2012年8月下旬号 |
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