解説
ゼーン・グレイの西部開拓小説を映画化した作品で脚色には「勇敢ならでは」のエドワード・E・バラモア・ジュニア、「狼の唄」のキーン・トンプソン、「拳の王者」のアグネス・ブランド・リー、監督には「国境の狼群(1930)」のオットー・ブラワーとデイヴィッド・バートンがあたり、撮影は「西部の唄」のリー・ガームス氏及び「巴里選手」のヘンリー・ジェラードとが担任した。主なる出演者は「モロッコ」「掠奪者」のゲイリー・クーパー、「藪睨みの世界」のリリー・ダミタ、「スピードウェイ」のアーネスト・トーレンス、「西部の星影(1930)」のフレッド・コーラー、「快走王」のタリー・マーシャルで、他に「テキサス無宿」のジェームズ・マーカス、「青春倶楽部(1930)」のユージーン・パレット、「曠野に叫ぶ(1930)」のロイ・スチュアート、メイ・ボーレー、イヴ・サザーンなども付き合っている。
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「戦う隊商」のストーリー
西暦1863年、南北戦争の当時、幾多の幌馬車隊が西部開拓の新しい希望を乗せて未開の天地に進軍を続けていた。山を越えて1600里カリフォルニアに向かって最後の町を出発しようとしている1つの隊商があった。ところがいよいよ出発という間際にこの隊商のガイドをつとめるクリントという若者がある罪の下に捕らえられたため、隊商はしばらく出発を見合わさなければならなくなった。仲間のビルとジムはクリントを助けるために一策を案じ、新しくこの隊商に加わったフェリスというフランス娘にクリントを死刑から助けるためだと偽って彼女をクリントの妻に仕立てシェリフを説かしめた。やがてクリントは罪を許され、隊商はただちに出発した。もちろんフェリスはクリントの生命を助けてやったと許り思い込んでいたが、間もなく自分が偽わられていた事を知り非常に憤慨した。しかしこの誤解はすぐ解けて若い2人は相愛の仲になった。この隊商にはリー・マードックという狡猾な男がいて、インディアンとグルになって白人を裏切る機会を窺っていた。そしてある日一行が河を横切ろうとしている時にインディアンの一隊が襲来し、河へ馬を乗り入れて幌馬車を掠奪しようとした。ビルとジムの急報によってこれを知ったクリントは石油を積んだ幌馬車に泳ぎつき、これを河中に投じて火をつけたので、さしものインディアンも猛火に包まれて全滅した。この戦いの間にビルとジムは勇ましい戦死を遂げ、フェリスはリーにそそのかされていた。クリントの憤怒はその極に達し、裏切り者リーを追跡し、物凄い決闘を演じ、遂にこれを倒してフェリスを取り戻すことが出来た。かくて隊商は再び西部へ多難な行路を歩み続けるのだった。
「戦う隊商」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「戦う隊商」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 西部劇 |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1931 |
製作会社 | フォックス映画 |
配給 | フォックス支社 |
レイティング |