「７日間の恋人」のストーリー
韓国の巨大企業KNCのCEO、クォン・ジョンフン（クォン・サンウ）は、同社の代表取締役である婚約者パリス（セシリア・チャン）の行方を探していた。些細な口論が原因で、彼女が失踪してしまったのだ。しかも、パリス不在の間に、共同経営者である彼女のおじのドンが企業買収を企て、その策略を何としても阻止しなければならない。だが、パリスと連絡すら取れない上に、彼女が宿泊するリゾートホテルが雪崩に遭い、行方不明者が出たというニュースまで入ってくる。恋人の生命と会社の存続という2つの危機に襲われるクォン。そんな時、彼は街中でパリスによく似た女性を目撃する。それは、従兄弟と一緒に花屋を経営するチョン・サム（セシリア・チャン：2 役）だった。1 週間後に予定されているKNC主催の慈善舞踏会にパリスが出席しなければ、会社が他の人間の手に渡ってしまう。クォンはサムに、パリスが戻るまでの間、代役を演じてくれないかと申し出る。一度は断ったサムだが、立ち退きを強いられていた花屋を守るという条件と高額の報酬で代役を引き受ける。パリスの従姉妹チョイ・ユン（ジン・チェン）とクォンの親友のジョニー（ディン・チュンチェン）の協力を得て、話し方や立ち振る舞いなど、パリスに関するあらゆることを身に付けるための厳しい特訓が始まる。少しずつパリスに近づいてゆくサム。やがて、2人の間には仄かな恋心が芽生えてゆく。傲慢で冷徹な女王様気質のパリスに対して、天真爛漫で優しくユーモアに溢れたサム……。クォンは次第にサムの魅力に惹かれ、サムもまた彼が見つめる先に自分自身がいるのではないかと想いを巡らせ、複雑な感情が2人を惑わせる。しかし、そんな矢先、パリス本人が突然姿を現し、すべてを取り戻そうとする。サムの7 日間の魔法は一瞬にして解かれ、クォンとの日々も終わりを告げる。偶然が重なって出会ったクォンとサム、2人の運命はどうなる……？
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