解説
「生きてるものはいないのか」の石井岳龍監督が約7年温め続けてきた企画を「横道世之介」の綾野剛と「舟を編む」の黒木華主演で映画化。人の胸に寄生する花によって、運命を狂わされる男女の姿を描く。共演は「スープ 生まれ変わりの物語」の刈谷友衣子、「ほしのふるまち」の山下リオ、「ミツコ感覚」の古舘寛治、「スワロウテイル」の伊藤歩。3chステレオ。
ユーザーレビュー
「シャニダールの花」のストーリー
極少数の限られた女性の胸に謎の植物の芽が現れ、見たこともない美しい花が咲くという不思議な現象が起こっていた。採取したその花の成分は画期的な新薬の開発に繋がることが発見され、製薬会社はその花の提供者を全国から見つけ出し、花の成長を全面的にケアする施設“シャニダール”を発足。その花は“シャニダールの花”と呼ばれ、提供者には億単位の報酬が与えられた。シャニダールで働くことになったセラピストの響子(黒木華)は、植物学者の大瀧(綾野剛)の下、ユリエ(伊藤歩)やミク(山下リオ)ら提供者のケア業務に就く。ある日、ハルカ(刈谷友衣子)という新しい提供者が発見され、早速施設への入居を持ちかけようとハルカの自宅に向かった響子と大瀧であったが、ハルカは頑なに入居を拒むのだった。しかし、響子の不思議な魅力に心を開いたハルカは、一転入居を決意する。そんな中、花の成長に誘われるように、響子と大瀧は次第に恋に落ちていく……。だが、花を採取する際、提供者の女性が謎の死を遂げる事件が相次ぎ、大瀧は施設に不信感を抱き始める。一方、響子はそれが危険な花だと知りながらも、ますますその花の魅力にのめり込んでいく。やがて、互いに惹かれ合っていた二人の運命の歯車が少しずつ狂い始めていくのだった……。
「シャニダールの花」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「シャニダールの花」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ファンタジー ラブロマンス |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2012 |
公開年月日 | 2013年7月20日 |
上映時間 | 104分 |
製作会社 | 「シャニダールの花」製作委員会(ファントム・フィルム=神戸芸術工科大学=ノブ・ピクチャーズ) |
配給 | ファントム・フィルム |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ステレオ |
公式サイト | http://shanidar-hana.com/ |
コピーライト | (C)2012「シャニダールの花」製作委員会 |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2013年8月上旬号 |
UPCOMING 新作紹介 「シャニダールの花」 [巻頭特集]綾野剛に気をつけろ! 「シャニダールの花」 ぽっかりと妖しい無風状態 [巻頭特集]綾野剛に気をつけろ! 「シャニダールの花」 対象に寄り添う声(音) [巻頭特集]綾野剛に気をつけろ! 「シャニダールの花」 手に咲いた花 [巻頭特集]綾野剛に気をつけろ! 「シャニダールの花」 陽炎にも似たゆらめき REVIEW 日本映画&外国映画 公開作20作品、60本の批評 「シャニダールの花」 |
2012年12月下旬号 | 日本映画 NEWS SCOPE CRANK IN, CRANK UP |