解説
病院の集中治療室で知り合った2人の男性の友情と、彼らを取り巻く人々との愛情を描くヒューマンドラマ。監督は、「かぼちゃ大王」のフランチェスカ・アルキブージ。出演は、「ローマでアモーレ」のアントニオ・アルバネーゼ、「家の鍵」のキム・ロッシ・スチュアート、「はじめての大切なもの」のミカエラ・ラマゾッティ。
ユーザーレビュー
「ハートの問題」のストーリー
ある晩、心臓に違和感を覚えた売れっ子脚本家アルベルト(アントニオ・アルバネーゼ)は手術を受け、救命救急治療室に移される。そこに、重い心臓発作を起こしたアンジェロ(キム・ロッシ・スチュアート)が運び込まれる。アルベルトはクレイジーでやかましいお喋りだが、人間関係をうまく作れない孤独な男だった。じっと黙っていられないアルベルトは、アンジェロの症状にお構いなしでペチャクチャと話しかける。アンジェロは、貧しい環境から努力して成功した自動車修理工場の経営者で、2人の子供と、3人目を妊娠中の妻ロッサーナ(ミカエラ・ラマゾッティ)がいる。母親も見舞いに来て、楽しそうだ。アルベルトの相手をするうちに、アンジェロは彼のペースに巻き込まれていく。何から何まで対称的な2人は退院後に再会して、お互いに自分を理解してくれる世界で唯一の人物だと思うようになっていた。脚本が書けなくなったアルベルトは、貯蓄もなく、恋人のカルラにも去られてしまう。一人ぼっちになった彼は、ローマ近郊にあるアンジェロの修理工場で暮らすようになる。反抗期の子供たちもいるそこでの生活は毎日賑やかで、アルベルトは気持ちが解放されていくのを感じる。アンジェロは自分の心臓がよくならないことを悟りながらロッサーナやアルベルトにはそれを告げず、その一方で、すべてをアルベルトに託そうと考えていた……。
「ハートの問題」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ハートの問題」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | イタリア |
製作年 | 2009 |
公開年月日 | 2013年6月29日 |
上映時間 | 104分 |
製作会社 | Cattleya= Rai Cinema= Cinemello S.r.l. |
配給 | パンドラ |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | 不明 |
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