解説
“劇団☆新感線”の舞台を、映画館上映用に構成した“ゲキ×シネ”の第11弾。「八日目の蝉」の永作博美、「藁の楯 わらのたて」の藤原竜也を主演に、対立する2つの王国の争いに巻き込まれた女殺し屋と若武者の愛と運命を描く。作は、“劇団☆新感線”の座付き作家で、『仮面ライダーフォーゼ』の脚本なども手がける中島かずき。
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「ゲキ×シネ「シレンとラギ」」のストーリー
その頃、その国には2つの王朝があった。通称“幕府”と呼ばれる北の王国と、“教団”と呼ばれる南の王国。北と南に二分された国同士の争いは激化していた。そして、北の王国に1人の女がいた。20年前、“愛”の毒によって南の王を亡き者にした伝説の暗殺者シレン(永作博美)。人を殺める宿命のもと、暗殺者一族に生まれた女だった。そしてもう1人、男がいた。若さと自信に満ちあふれ、一途に突き進む若武者ラギ(藤原竜也)。シレンへ羨望の眼差しを向ける侍所の守護頭だ。野望渦巻く王宮の広間で北の先代王の十三回忌が催されている最中、シレンとラギは運命的な出会いを果たす。女暗殺者の覚めた眼差しに、心魅かれるラギ。そこへ、かつてシレンが葬った南の王ゴダイ(高橋克実)が復活したとの報せが届く。北の重臣でラギの父キョウゴク(古田新太)から、再びシレンにゴダイ暗殺の命が下る。自分が仕留めたはずのゴダイが生きていたことに動揺するシレン。彼女の気持ちを悟ったラギは、シレンに同行することを志願。こうして、シレンとラギはともに南へ向かうことになる。自分の気持ちに寄り添い、支える覚悟を見せるラギに、シレンの凍てついた心は次第に和らぎ、温かな“愛”へと変わっていく。やがて訪れるゴダイ襲撃の時。だが、愛に包まれた2人に告げられたのは、衝撃の事実だった……。北と南。2つに裂けた国を今また一つにせんとする野心と裏切りが、2つの孤独な心を翻弄する。果たして罪にまみれた“愛”を待ち受けるものは、無限に続く“コロシアイ”の生き地獄か。それとも累々たる死体の山に光をかざす、希望に満ちた救済か……。
「ゲキ×シネ「シレンとラギ」」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ゲキ×シネ「シレンとラギ」」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | アクション |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2013 |
公開年月日 | 2013年10月5日 |
上映時間 | 171分 |
製作会社 | (映像製作 イーオシバイ) |
配給 | ヴィレッヂ=ティ・ジョイ |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://www.shiren-to-ragi.com/ |
コピーライト | (C)2013 VILLAGE INC. |
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