解説
DCコミックスのヒーロー、バットマンの映画化第2弾。ボブ・ケーンの創作したキャラクターを基に、ゴッサム・シティの闇を駆けるバットマンの活躍が描かれる。監督は前作にひきつづき「シザーハンズ」のティム・バートン。製作も「シザーハンズ」のデニーズ・ディ・ノヴィとティム・バートン、エグゼクティヴ・プロデューサーはジョン・ピータース、ピーター・グーバー、ベンジャミン・メルニカー、マイケル・ウスランの4人で、すべて前作にも参加している。原案は前作も担当したサム・ハムと「ヘザース ベロニカの熱い日」のダニエル・ウォーターズで、ウォーターズが脚本化、撮影は「シザーハンズ」のステファン・チャプスキー、音楽は「ダークマン」のダニー・エルフマンが担当。
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「バットマン リターンズ」のストーリー
30年ほど前、ひとりの赤ん坊が川に捨てられた。その子は奇形児だった。やがてその子は、ペンギンたちが生棲する地下の下水道へと流されていった。そして現代、ゴッサム・シティはクリスマスを迎えようとしている。その頃、ペンギンと名乗る男(ダニー・デヴィート)が部下をひきつれて街を恐怖へ陥れようとしていた。彼は、30年前に捨てられた赤ん坊の現在の姿だ。一方、街の実力者マックス・シュレック(クリストファー・ウォーケン)は、シティの電力を全て我がものにしようと画策していたが、そのことが秘書のセリーナ(ミシェル・ファイファー)に知られてしまい、彼女をビルの窓から突き落としてしまう。しかし、彼女は降りつもる雪のクッションと、野良猫たちの介抱により、死から免れた。生来内気だった彼女は、その事件を機にキャットウーマンとして社会に、そしてマックスに復讐を誓うようになる。ペンギンはマックスと結託し、自分の両親探しを市民にアピールしつつ、シティに君臨しようと企む。その野望に気づいたバットマンことブルース・ウェイン(マイケル・キートン)は、ペンギンたちに戦いを挑むが、ペンギンはキャットウーマンと組んで逆にバットマンを街の悪者に仕立ててしまった。バットマンも負けじと、ハイテクを駆使してペンギンの本性を市民に露わにする。怒り心頭のペンギンは、ペンギン・ミサイルにより街に報復しようとするが、間一髪バットマンがそれを阻止。傷ついたペンギンは、自分が育った地下の下水道の中へと沈んでいく。キャットウーマンはいつしかバットマンを愛するようになっていたが、2人が結ばれることは叶わず、マックスへの復讐を遂げると、闇の中へ消えてしまうのだった。
「バットマン リターンズ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「バットマン リターンズ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | アクション |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1992 |
公開年月日 | 1992年7月11日 |
製作会社 | ワーナー・ブラザース作品 |
配給 | ワーナー・ブラザース |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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