解説
アイドルグープ、ジャニーズWESTと関西ジャニーズJr.が集結した忍者アクション。駆け出しの忍たちの一発逆転に賭ける夢と奮闘を描く。共演は「秋深き」の渋谷天外、「御法度」の桂ざこば、「アフタースクール」の長江英和、「蠢動-しゅんどう-」の若林豪、「渾身 KON-SHIN」の甲本雅裕。監督は、本作が長編劇場映画デビューとなる井上昌典。
ユーザーレビュー
「忍ジャニ参上!未来への戦い」のストーリー
江戸時代中期。郡山新田藩。関西出身の5人の忍者、カザハ(重岡大毅)、フウト(小瀧望)、ホウジ(平野紫耀)、ソラ(神山智洋)、キスケ(向井康二)は“忍”として長年受け継がれてきた技術を磨くため夜な夜な修行を行っていた。だが永く続いた戦乱が終わり、泰平の世となったことで、忍の仕事は激減。生きるためには忍以外の仕事をしなければならず、刀砥ぎ屋や僧、飛脚などで生活の糧を稼いでいた。そんな中、江戸から戻ってきた彼らのリーダー・中忍のゲンゾウ(桂ざこば)は、カザハたち5人の解雇を告げる。諸藩の謀反を未然に防ぐため各地に忍を放っていた幕府だったが、今ではその必要もなくなったのだ。すっかり落ち込んだカザハは、翌日、友人である瓦版屋のヨエモン(甲本雅裕)の話から、町の事件を自分たちの手で解決しようと思いつく。もちろん忍としての掟は守り、姿を現さずに実行する。そんな事をして意味あるのかという仲間たちだったが、他にいい案は思いつかない。やってみるとそこはやっぱり忍。案外事件を解決していくのは楽勝だった。噂はたちまち広まり、瓦版屋のヨエモンのまわりには連日人だかりが。実はカザハは、謎の義賊として名を馳せて藩主にヘッドハンティングされようと計画していたのだ。事件を解決すればするほど、謎のヒーローのファンが倍増。その様子にご満悦のカザハたちだったが、フウトだけは様子が違っていた。彼は若くして亡くなった実の兄ライト(桐山照史)に恥じないよう、自分が一流の忍になるのだと心に決めていたのだ。そんなフウトの気持ちなど知らないカザハが、町での自分たちの評判を嬉しそうに話すその姿にもう我慢の限界とフウトは出て行ってしまう。フウト不在のまま、カザハたちは悪人退治に向かうが、彼らの目の前であっという間に事件が解決される。華麗な身のこなしで現れたのは紺装束の2人組。関東から来た忍、ハヤテ(森本慎太郎)とカゲマル(京本大我)だった。彼らもまた忍としての仕事を失い、この地にやってきたのだ。町での噂を聞いた2人は、すぐにカザハたちの存在、その考えを見抜き、カザハたちに代わって自分たちが藩主に雇われようと画策する。一方、カザハと距離を置いたフウトは郡山藩主の屋敷に忍び込んでいた。本多政利(渋谷天外)とその家臣・寺井主膳(京本政樹)、主膳の右腕・戸田直時(中間淳太)の密談にフウトは驚きを隠せない……。そんな中、町で噂となっている者たちに仕事を依頼したいとの御触書が出される。郡山藩主からの命は、郡山城に届けられる書状を城下に入る前に奪うというものだった。さらに藩主は、東西の忍者どちらか優れたものを雇入れると告げる。狂喜するカザハたちだったが、それは巧妙に仕組まれた罠であった……。
「忍ジャニ参上!未来への戦い」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「忍ジャニ参上!未来への戦い」のスペック
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