解説
フットボールの選手権試合に、無差別乱射事件が起こり,パニック状態におちいる人々と立ち向うSWATを描く。製作はエドワード・S・フェルドマン、監督は「さよならコロンバス」のラリー・ピアース、脚本はエドワード・ヒューム、原作はジョージ・ラ・フォンテイン(早川書房刊)、撮影はジェラルド・ハーシュフェルド、音楽はチャールズ・フォックスが各々担当。出演はチャールトン・ヘストン、ジョン・カサヴェテス、マーティン・バルサム、デイヴィッド・ジャンセンなど。
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「パニックインスタジアム」のストーリー
ロサンジェルス。日曜日。メモリアル競技場では地元ロス・チームとボルチモア・チームとの王座をめぐる大試合があり、街中が興奮気味。朝、試合見物の多くの泊り客を入れた高層ホテルの一室よりライフルが市民を射殺。ライフル片手の男はやがて競技場の中へ。試合開始直前、場内は10万の観客でふくれあがっていた。中には、子連れのマイク(ボー・ブリッジズ)、マンネリの愛人関係に嫌気がさしているステーブ(デイヴィッド・ジャンセン)とその女、スリ・コンビのコップ(ウォルター・ピジョン)と娘、美人女子学生ルーシー(マリリン・ハセット)、ギャンブラーのサンドマン(ジャック・クラグマン)らがいる。この試合を全米放送のため、多角度に装置されたTVキャメラが、あるものをとらえた。それはスコアボード裏にひそむライフルを持った男の姿だ。競技場支配人マッキーバー(マーティン・バルサム)は、早速ロス警察のホリー警部(チャールトン・ヘストン)に急報する。ホリーは大統領の車に入場を中止させ、さらにSWATの出動を命じた。一方、ボルチモア優勢のうちに試合は進んでいく。SWAT隊長バトン(ジョン・カサヴェテス)は、隊員を照明塔の上に登らせ、男を狙撃するように命じた。が、警察に知られたことを知った男は行動を起した。凶弾がステーブ、サンドマンと倒していく。応戦するSWATのメンバーも次々に倒れていく。やがて、ロス・チームの猛反撃に目をうばわれていた観客も、死人がふえるたびに騒ぎ出し、パニック状態化していった。ガムシャラに射ちまくる男に、バトンも負傷して倒れ、助けに出たホリーの乱射の一弾が男をとらえた。自分の名をつぶやいて死んでいった男。大パニックの後の多くの死傷者たち。ロサンゼルス。日曜日。
「パニックインスタジアム」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「パニックインスタジアム」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | パニック |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1976 |
公開年月日 | 1977年3月19日 |
製作会社 | フィルムウェーズ/ラリー・ピアース・プロ作品 |
配給 | CIC |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
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1977年3月上旬号 |
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