つぐない 新宿ゴールデン街の女

つぐないしんじゅくごーるでんがいのおんな
上映日
2014年7月26日

製作国
日本

制作年
2014
上映時間
87分

レーティング
R-15
ジャンル
ドラマ

check解説

新宿の一角にある木造長屋建ての店舗が所狭しと並ぶゴールデン街を舞台に、いわくありげな女、飲み屋を営む女とそのヒモ、常連客らそれぞれに過去を背負った大人の男女が織りなす人間模様を描く。新宿花園・ゴールデン街が本作に全面協力。監督はピンク映画出身で『ピンク七福神』のひとりに挙げられる「UNDERWATER LOVE-おんなの河童-」「かえるのうた」のいまおかしんじ。脚本は「再会」の佐藤稔。「共喰い」の荒井晴彦が脚本協力として参加している。ゴールデン街にやってきた女を「赫い情事」の工藤翔子が演じるほか、「青二才」の伊藤猛、「私の調教日記」の速水今日子、「蟹工船」の貴山侑哉らが出演。
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この作品のレビュー

ユーザーレビュー

  • ミャーノフ大佐

     新宿ゴールデン街と言うと曽根中生監督の「新宿乱れ街 いくまで待って」を思い出す。大体、タイトルを間違えて「新宿ゴールデン街 いくまで待って」と記憶していたくらい印象に残っている。で調べたら「新宿乱れ街 いくまで待って」の脚本が荒井晴彦。この映画でも脚本協力として荒井晴彦の名前が出ている。荒井は若い頃からゴールデン街に入り浸っていたんだろうなあ。
     映画は殆どゴールデン街の中で撮られている。ゴールデン街で店をやっている霞(速水今日子)とそのヒモ郡司(伊藤猛)、郡司の元彼女で出所したばかりの東子(工藤翔子)、ゴールデン街の中をうろつき街を出られないプー太郎山科(貴山侑哉)。登場人物はほぼこの4人で話が進んでいく。東子は郡司を殺そうとして間違えて浮気相手を殺してしまい服役していた。4人とも過去がありそうだが、郡司と東子以外は過去を描いていない。
     登場人物のそれぞれが過去の呪縛に囚われてゴールデン街を抜け出せない。ラスト、東子が、殺した女の墓を参って、その女の骨を郡司に渡すことで呪縛から解かれゴールデン街を後にしていく。一方、霞は一方的に彼女を恋している男の家に行って泊まるが、やっぱり呪縛からは解けなかった、と言うことか。
     画面全体がウェットな様で実際は乾いた雰囲気が良い。
     速水今日子さん、胸が小さいのが良いね。微乳、好きなんだよね。この映画の頃は50歳くらい。でも頑張ってて、体もきれいで良いね。一方の工藤翔子さん、速水今日子さんよりは胸が大きいけど、あの薄い唇が薄幸さを表している。広末涼子を痩せさせた様な感じ。工藤翔子さんもこの映画の頃は40代中盤。お二人とも素敵でした。
     霞が歌う歌、ラストでも歌っていたけど、あの歌はリリースされているのでしょうか。それともこの映画のために作って、映画の中だけでしか聞けない?エンドクレジットを観ていたのだけれど、歌の紹介は無かった。

「つぐない 新宿ゴールデン街の女」のストーリー

東京都新宿区歌舞伎町一丁目。木造長屋建ての店舗がひしめきあう新宿ゴールデン街に昔の恋人・郡司(伊藤猛)が住むと聞いて、東子(工藤翔子)はやってきた。『罪ほろぼし』という名のバーを構える霞(速水今日子)のヒモとなっている郡司に会い、立ち去ろうとする東子。しかし店の常連客・山科(貴山侑哉)に誘われ再びゴールデン街に戻ってきて酒をあおいでしまい、服役して罪を償った気でいたら大間違いだと郡司に責められる。また郡司とやり直したいなんて考えていないのに、東子はなぜかゴールデン街から離れられないでいた。一方、心中穏やかでない霞は常連客と関係を持ってしまう……。

「つぐない 新宿ゴールデン街の女」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「つぐない 新宿ゴールデン街の女」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2014
公開年月日 2014年7月26日
上映時間 87分
配給 インターフィルム
レイティング R-15
アスペクト比 不明
カラー/サイズ カラー
音量 不明
コピーライト (C)INTERFILM/KOKUEI/V☆パラダイス

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