解説
心の病で40年間、入院していた男が東日本大震災をきっかけに完治していることがわかり、外の世界で思い出の女性を追い求める姿を映し出すヒューマンドラマ。脚本を「さよなら歌舞伎町」の中野太、監督を「乃梨子の場合」の坂本礼が務める。出演は「戦争と一人の女」の佐野和宏、「乃梨子の場合」の伊藤清美、西山真来、「誘惑遊女 ソラとシド」の小林節彦、「ローリング」の川瀬陽太、「海のふた」の吉岡睦雄、「花火思想」の櫻井拓也、「つぐない 新宿ゴールデン街の女」の伊藤猛。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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評論家上野昻志一人の男が三人の女と出会う物語。四十年間、精神病院に入っていた男が、3・11東日本大震災の避難生活のなかで完治していたことがわかって自由になるという設定はともか... もっと見る
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映画文筆系フリーライター、退役映写技師千浦僚九十年代、ピンク四天王のなかで、佐野和宏は抜きん出た映画的存在感を持つひとだった(あくまで個人の感想です。監督作の本人出演と瀬々作品の主演ゆえか)。凶悪な主演作... もっと見る
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文筆業八幡橙原発事故で40年ぶりに精神病院から出てきた主人公を、佐野和宏監督が存在そのもので演じる。なんという哀しくも清らかなファンタジー。枯れて、なおかつ奥底で潤う純情と... もっと見る
「夢の女 ユメノヒト」のストーリー
心の病で40年もの間、福島の精神病院に入院していた永野(佐野和宏)。しかし、2011年3月11日に起きた東日本大震災の避難中、既に完治していることがわかり、外の世界に戻ってくる。10代から50代を病院で過ごした永野は、完全な浦島太郎状態。ところが彼の心は遠い昔、初めて経験をしたあの人に会いたいという想いでいっぱいだった。やがてその女が、震災で東京に避難し、息子夫婦と一緒に暮していることを知った永野は、自転車で東京へ向かうのだが……。
「夢の女 ユメノヒト」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「夢の女 ユメノヒト」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2015 |
公開年月日 | 2016年4月9日 |
上映時間 | 71分 |
配給 | インターフィルム |
レイティング | R-15 |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
公式サイト | http://www.interfilm.co.jp/yumenohito/ |
コピーライト | (C)CV☆パラダイス、インターフィルム、KOKUEI |
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