解説
60年代の夏を舞台に高校を出たばかりの若者のひと夏の体験を描く。製作はマイケル・フィリップス、監督は「病院狂時代」のゲイリー・マーシャル、撮影はジェイムズ・コントナー、音楽はマイケル・アルシアガ、編集はプリシラ・ネッド、プロダクション・デザインはローレンス・ミラーが担当。出演はマット・ディロン、リチャード・クレンナ、ヘクター・エリゾンド、ジェシカ・ウォルターなど。
ユーザーレビュー
「フラミンゴ・キッド」のストーリー
しがない配管工アーサー(ヘクター・エリゾンド)の息子で高校を出たばかりのジェフリー・ウィリス(マット・ディロン)は、大学進学か就職かも決まらないままにブラブラと毎日を過ごしていた。そんな彼を、ロング・アイランドに引っ越したかつての仲間スティーヴ(ブライアン・マクナマラ)とホーク(フィッシャー・スティーヴンス)が、高級ビーチ・クラブィエル・フラミンゴ′に誘った。そこは、リッチな雰囲気を漂わす、ジェフリーにとっては別世界の場所だ。そこで、クラブ一の金持ちと噂されるフィル・ブロディ(リチャード・クレンナ)に惹かれた彼は、ブロディが高級自動車のディーラーで、ジン・ゲームの達人だと聞いて、ますます憧れを抱いた。翌日、さらに、嬉しいことにジェフリーは、カリフォルニアから来た金髪の女子大生カーラ(ジャネット・ジョーンズ)と知り合いになった。彼女は、しかもフィルの姪だ。フィルの家のディナーに招かれ、2人の仲は進展する。しかし、彼女の伯母ブロディ(ジェシカ・ウォルター)はジェフリーを冷ややかに見つめていた。フィルの口ききでキャバナ・ボーイのアルバイトを得た彼は、調子にのって街で喧嘩騒動をおこし、父のアーサーに平手打ちをくらう始末だった。クラブで寝泊りすることになるジェフリー。9月になつて、ジン・ゲーム大会が催され、そこでジェフリーは、フィルがいかさま師であることを知ってショックを受けた。フィルに挑み逆転勝ちしたジェフリーは、新学期になって、カーラとは、再会を約束して別れた。久しぶりにブルックリンの家で家族、親類が集まった。父のそばでジェフリーは宣言した。「大学へ行くよ」。父は息子を抱きしめるのだった。
「フラミンゴ・キッド」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「フラミンゴ・キッド」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1984 |
公開年月日 | 1985年8月24日 |
製作会社 | マーキュリー・エンタテイメント・プロ(ABCモーション・ピクチャーズ)作品 |
配給 | 松竹富士映画 |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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