解説
大胆かつ微細に仕掛けられたトリックが話題となり130万部を超えるベストセラーとなった乾くるみの同名小説を、「SPEC」シリーズの堤幸彦監督が映画化。1980年代後半を舞台に、静岡で出会った奥手な大学生と歯科助手の不器用な恋愛を描いたSide-Aと、遠距離恋愛となり関係が次第に壊れていくSide-Bとの2編で、男女の出会いと別れを綴る。ラストで印象をがらりと変える原作とはまた違った展開が用意されている。二人の女性の間で揺れる男性を「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」の松田翔太が、静岡に残った彼の恋人を「もらとりあむタマ子」の前田敦子が、彼が東京で出会った洗練された女性を「ニシノユキヒコの恋と冒険」の木村文乃が演じる。
ユーザーレビュー
「イニシエーション・ラブ」のストーリー
バブル最盛期を迎えた1980年代後半の静岡。奥手な大学生・鈴木(松田翔太)は、友人に誘われ合コンに参加することになる。気乗りではなかったが、そこで歯科助手のマユ(前田敦子)と出会い、鈴木はなんとか彼女に釣り合う男性になろうとヘアスタイルやファッションを変えていく。ぎこちないながら距離を縮める二人。就職した鈴木は仕事の都合で上京することになり、静岡に残ったマユと遠距離恋愛に。鈴木は週末に東京と静岡を往復していたが、洗練された同僚の美弥子(木村文乃)の出現により鈴木の心は揺らいでいく。
「イニシエーション・ラブ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「イニシエーション・ラブ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ラブロマンス サスペンス・ミステリー |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2015 |
公開年月日 | 2015年5月23日 |
上映時間 | 110分 |
製作会社 | 日本テレビ放送網=東宝=文藝春秋=読売テレビ放送=バップ=オフィスクレッシェンド=KDDI=STV=MMT=SDT=CTV=HTV=FBS)(企画・製作 日本テレビ放送網/企画協力 文藝春秋/制作プロダクション オフィスクレッシェンド) |
配給 | 東宝 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
コピーライト | (C)2015 乾くるみ/「イニシエーション・ラブ」製作委員会 |
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