解説
北陸を舞台に、母を知らない三姉妹が家族と向き合っていく人間ドラマ。紫、藍、茜の三姉妹は、それぞれ東京、富山、金沢で暮らしていた。祖母が亡くなり金沢に集まった3人は、死んだと聞かされていた母が生きていることを知り、母との過去をめぐる旅に出る。監督は「リトル・マエストラ」の雑賀俊朗。「飛べ!ダコタ」の比嘉愛未はじめ「天国からのエール」のミムラ、「さいはてにて-やさしい香りと待ちながら-」の佐々木希が三姉妹を演じる。一般公開に先駆け、とやま映画祭2016クロージング作品として上映された(上映日:2016年6月12日)。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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「カノン(2016)」のストーリー
長女・紫(ミムラ)、次女・岸本藍(比嘉愛未)、三女・茜(佐々木希)は、金沢の料亭で育った。今では紫は東京で専業主婦に、藍は富山県黒部市の学校で教鞭を振るい、茜は家の料亭で女将を務めており、3人別々の暮らしをしていた。祖母が亡くなり、金沢で顔をそろえた3人は、死んだと聞かされていた母が生きていることを知る……。
「カノン(2016)」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「カノン(2016)」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2016 |
公開年月日 | 2016年10月1日 |
上映時間 | 123分 |
製作会社 | 「カノン」製作委員会(サーフ・エンターテイメント=コンセプトフイルム=アトラス・ディー=ハビッツ=TAOエンターテイメント=KADOKAWA=山﨑住産=PE&HR=北日本新聞社=富山テレビ=ビデオフォーカス=フェローズ=アンジュ=石川テレビ=アイピーシー=テレビ埼玉=千葉テレビ放送)(企画・制作プロダクション:サーフ・エンターテイメント) |
配給 | KADOKAWA |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | 16:9 |
カラー/サイズ | カラー |
公式サイト | http://kanon-movie.com/ |
コピーライト | (C)「カノン」製作委員会 |
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