解説
森本梢子原作の同名コミックを、「海街diary」の綾瀬はるか、「虎影」の斎藤工主演で映画化。バカバカしい妄想が趣味の冴えないOL・木絵は、名家・高台家の長男・光正から食事に誘われる。彼には人の心が読めるテレパシー能力があった……。監督は、「映画 謎解きはディナーのあとで」の土方政人。出演は、「進撃の巨人」シリーズの水原希子、「ライチ・光クラブ」の間宮祥太朗、「R100」の大地真央、「テルマエ・ロマエ」シリーズの市村正親。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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「高台家(こうだいけ)の人々」のストーリー
口下手でぼーっとした冴えないOL・平野木絵(綾瀬はるか)は、気づけば妄想して自分の世界に入り込んでいた。ある日、木絵の勤める会社に、高台光正(斎藤工)がニューヨーク支社から転勤してくる。元華族で不動産や保険会社などを持つ名家・高台家の長男にして、長身でイケメン、さらに祖母がイギリス人というルックスに、東大卒、オックスフォードに留学経験もあるという完璧なプロフィールを持つ光正が、何の接点もあるはずがない木絵をいきなり食事に誘う。木絵は、なぜ気に入られたのか分からないまま仲を深めていくが、光正の笑うタイミングを見て、自分のバカバカしい妄想を覗かれているような気がしてならない。実は、光正には人の心が読めるテレパシー能力があったのだ。そのことで人間関係に辟易としていた光正にとって、楽しくておもしろくてバカバカしい妄想をする木絵と過ごす時間は癒しとなり、やがて木絵の純粋な心の中に惹かれるようになる。二人は順調な関係を続けていくが、木絵の前に名家・高台家が立ちはだかる。光正の母・由布子(大地真央)は二人の関係を許さず、また、光正に想いを寄せる女性の存在も……。何より、“釣り合わない恋”に不安になる木絵。さらに家族に隔世的に引き継がれたテレパシー能力の存在を木絵に打ち明けられない光正。それぞれの抱える不安によって、二人の関係が変化していく……。
「高台家(こうだいけ)の人々」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「高台家(こうだいけ)の人々」のスペック
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