ヘイトフル・エイト
へいとふるえいと THE HATEFUL EIGHT- 上映日
- 2016年2月27日
- 製作国
- アメリカ
- 制作年
- 2015
- 上映時間
- 168分
- レーティング
- R-18
- ジャンル
- サスペンス・ミステリー ドラマ
解説
クエンティン・タランティーノが仕掛ける密室ミステリー。吹雪でロッジに足止めを食らい一夜をともにすることになった7人の男と1人の女。殺人事件が起き、犯人も目的も不明のままそれぞれの素性が明らかになり、8人の過去が繋がり始める。出演は「ジャンゴ 繋がれざる者」のサミュエル・L・ジャクソン、ウォルトン・ゴギンズ、「デス・プルーフ in グラインドハウス」のカート・ラッセル、「キル・ユア・ダーリン」のジェニファー・ジェイソン・リー、「デンジャラス・バディ」のデミアン・ビチル、「グローリー 明日への行進」のティム・ロス、「ヘルライド」のマイケル・マドセン、「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」のブルース・ダーン。音楽を「鑑定士と顔のない依頼人」のエンニオ・モリコーネ、美術を「キル・ビル」の種田陽平が担当する。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
「ヘイトフル・エイト」のストーリー
どこまでも続く白銀の世界。北部の元騎兵隊で今は賞金稼ぎのマーキス・ウォーレン(サミュエル・L・ジャクソン)が、レッドロックへ運ぶお尋ね者3人の凍った死体を椅子代わりに座っている。寒さで馬がやられ、誰かが通りかかり拾ってくれるのを待っているのだ。やがて1台の駅馬車がウォーレンの前で停まる。馬車の客は、同じく賞金稼ぎのジョン・ルース(カート・ラッセル)。腕にはめた手錠の先には、連行中のデイジー・ドメルグ(ジェニファー・ジェイソン・リー)が繋がれていた。1万ドルもの賞金をかけられた重罪犯のその女は、散々殴られた顔で不敵に笑っている。迫り来る猛吹雪から避難するため、ルースはレッドロックまでの中継地でうまいコーヒーにシチュー、装飾品から武器まで何でも揃っているミニーの紳士用品店へ向かうという。途中、クリス・マニックス(ウォルトン・ゴギンズ)が乗り込み、新任保安官だと名乗るが、ルースは彼が黒人殺しで名を馳せる凶悪な南部の略奪団の一員だと知っていた。ミニーの店へ着くと、見知らぬメキシコ人・ボブ(デミアン・ビチル)が現れ、母親に会いに行ったミニーの代わりに店番をしていると話す。ルースは早速ストーブの上のコーヒーを飲むが、ボブが作ったらしいそれは泥水のようにマズく、自分の手で淹れ直す。店には3人の先客が吹雪で閉じ込められていた。絞首刑執行人のオズワルド・モブレー(ティム・ロス)は、洗練されているがどこか胡散臭い英国訛りの男。カウボーイのジョー・ゲージ(マイケル・マドセン)は、何を考えているかわからず、母親とクリスマスを過ごすために帰る途中だということ以外は一切語らない。そしてサンディ・スミザーズ(ブルース・ダーン)は、大勢の黒人を虐殺した南部の元将軍。ルースはこの怪しげな男たちに疑いの目を向けていた。この中にドメルグの仲間がいて奪還するチャンスを待っているのではないか。あるいは1万ドルのお宝を横取りしようとしているのではないか……。偶然集まった他人同士のはずが、マニックスは父親がヒーローと崇めていたスミザーズとの出会いに感激し、そのスミザーズの息子の謎の死につてウォーレンが何かを知っていた。それぞれの過去の糸が複雑にもつれ出した時、コーヒーを飲んだ者が激しく苦しみ、間もなく息絶える。夜も更け、外の吹雪はますます激しくなっていく……。
「ヘイトフル・エイト」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ヘイトフル・エイト」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | サスペンス・ミステリー ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2015 |
公開年月日 | 2016年2月27日 |
上映時間 | 168分 |
配給 | ギャガ |
レイティング | R-18 |
アスペクト比 | ウルトラ・パナビジョン70(1:2.76) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://gaga.ne.jp/hateful8/ |
コピーライト | (C) MMXV Visiona Romantica, Inc. All rights reserved. |
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