解説
男子高と女子高の演劇部員たちが、合同合宿中に怪事件に遭遇するホラー。同じ時間軸の物語を、女子側の視点から描いた本作と男子側の視点から描いた「男子篇」の二部構成。主演は「チョコリエッタ」ほか多数の作品で活躍中の森川葵。監督は「先生を流産させる会」で注目を集め、以後数々の作品を手掛ける新鋭・内藤瑛亮。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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映画・漫画評論家小野耕世かつての映画連作「学校の怪談」を思わせる作品で、配給会社の人に「女子篇から先に見た方がわかりやすいですよ」と言われたが、その通りだった。いろいろおもしろい。例え... もっと見る
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映画ライター中西愛子男子校と女子校の演劇部員たちが集う合同合宿。その間に起こる数奇な出来事を、女子と男子の視点から別個の作品として描く試みだ。青春映画かと思いきや、途中からホラー要... もっと見る
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映画批評萩野亮「ベートーベンの第九でモンスターをフルボッコする映画を撮るのが夢だった」と監督がいう通り、その結末部分が無類にみなぎっている。怪事件の連続によって合宿を中断され... もっと見る
「ドロメ 女子篇」のストーリー
紫蘭高校演劇部部員たちは、顧問の教師・持永(菊池明明)と共に、山の上にある泥打高校へ向かう坂道を上っていた。来年からの共学統合が決まっている両校の演劇部で、男女合同合宿を行うためだった。部長の熊谷絢(比嘉梨乃)や3年生の坂下栞菜(遊馬萌弥)、2年生の杉原実夏(三浦透子)たちは、期待に胸を膨らませる。ただ1人、2年生の川那小春(森川葵)を除いて……。坂の途中、泥まみれの観音像と行方不明者を探す貼紙を目にするが、男子との出会いに胸をときめかる女子部員たちは、気に留める様子もない。やがて辿り着いた泥打高校では、同じく女子との出会いに期待が最高潮に達した演劇部員の峰崎陸(大和田健介)や本橋龍成(中山龍也)、星野颯汰(小関裕太)に加えて、顧問の教師・桐越(東根作寿英)が待っていた。そして、小春と颯汰はお互いの存在に気付いてしまう。泥打高校演劇部OBの津田光輝(岡山天音)も加わり、合宿は厳しくも楽しく進んでゆくが、やがて不可解な現象が続発。さらに、桐越の口から恐るべき事実が明かされる。女子部員たちが坂の途中で目にした貼紙の人物は、行方不明になった泥打高校の女性教師で、その事件は古くから村に言い伝えられる化け物“ドロメ”の仕業だというのだ。次第にエスカレートする怪奇現象、小春と颯汰の隠された過去、部員たちの友情と恋。想像を超えた事件の先に待ち受けるものとは……?
「ドロメ 女子篇」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ドロメ 女子篇」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2016 |
公開年月日 | 2016年3月26日 |
上映時間 | 98分 |
製作会社 | 「ドロメ」製作委員会(日本出版販売 TCエンタテインメント TBSサービス 是空 レスパスビジョン)(企画・製作 日本出版販売/制作プロダクション レスパスフィルム) |
配給 | 日本出版販売 |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://dorome-movie.com/ |
コピーライト | (C)2016「ドロメ」製作委員会 |
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