サンマとカタール 女川つながるひとびと
さんまとかたーるめがわつながるひとびと- 上映日
- 2016年5月7日
- 製作国
- 日本
- 制作年
- 2016
- 上映時間
- 73分
- レーティング
解説
東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県女川町の復興への軌跡を捉えたドキュメンタリー。刻一刻と変化していく町の様子を交え、震災直後に町へ支援を行ったカタールとの絆や寝る間を惜しんで復興にかける若きリーダーたちの姿を映し出す。監督は「李藝 最初の朝鮮通信使」の乾弘明。ナレーションを「アゲイン 28年目の甲子園」の中井貴一が担当する。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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映画評論家上島春彦中東カタールの支援により水産業の町、女川(おながわ)復興のシンボルともいえる巨大冷蔵庫マスカーが作られた、というのがタイトルの由来。だが同時に市民レベルでの努力... もっと見る
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映画評論家北川れい子ドキュメンタリーというよりも、東日本大震災から数年後の宮城県女川のニュース・レポートに近い。建物や行事、復旧工事の実情、その他、あれやこれやの映像レポート。いや... もっと見る
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映画評論家モルモット吉田津波の被害を映像ではなく写真で見せるところから安易な震災後ドキュメンタリーとは違うことが分かる。映像で映すのはそこにあった営みを想像させる広大な空き地だ。新たな... もっと見る
「サンマとカタール 女川つながるひとびと」のストーリー
宮城県女川町。牡鹿半島の付け根にあり、サンマの水揚げで有名な水産業の町。石巻線の終着駅で、古くから天然の良港として栄えた美しい港町だった……。だが2011年3月11日、東日本大震災による津波で住民の1割近くが犠牲となり、8割以上が住まいを失った。被災したすべての市町村の中でも人口比では最も激烈な被害を蒙った町であったが、女川は着実に復興への道を歩み続け、今では“復興のトップランナー”と呼ばれている。実は震災後最初の希望は、中東の国カタールによってもたらされた。古くは漁業で栄えたカタールは、震災直後に基金を設立し津波対策を施した冷凍冷蔵施設「マスカー」を建設。2012年10月に本格操業を開始する。町の中がまだ瓦礫の山だった頃。女川港の奥にすっくと立つ雄々しいマスカーを見たとき、町の人は「女川は本当に復興するんだ」と希望を感じたという。その後マスカーの周辺には多くの水産加工工場の建築が進み、まさに女川の水産業復興の牽引役となった。そして2015年3月21日、女川駅再開。あれから5年経った今でも寝る間を惜しんで復興にかける若きリーダーたち、その仲間が生み出す波及効果。人々の輪は町を飛び越え広がってゆく……。
「サンマとカタール 女川つながるひとびと」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「サンマとカタール 女川つながるひとびと」のスペック
基本情報 | |
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製作国 | 日本 |
製作年 | 2016 |
公開年月日 | 2016年5月7日 |
上映時間 | 73分 |
製作会社 | 日本カタールパートナーズ 平成プロジェクト(制作:花組) |
配給 | 東京テアトル |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
公式サイト | http://onagawamovie.com/ |
コピーライト | (C)2016 Japan-Qatar Partners |
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