エスコバル 楽園の掟
えすこばるらくえんのおきて ESCOBAR:PARADISE LOST
解説
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
ユーザーレビュー
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ミャーノフ大佐
エスコバルとか、メデジン・カルテルとか、当時結構国際欄のニュースに出ていたよなあ。私の後輩がコロンビアに仕事で出張した際に、銃で脅されたと話していたことも記憶している。その後カリ・カルテルも有名だった。あの当時、マフィアの殺人が横行していて政府の要人まで殺される国に観光で行きたいという人がいたのかな。
映画の設定はエスコバルが議員になっている時だから1980年代前半から収監される1991年までか。架空に設定だから映画の中の期間は短い。
エスコバルがどういう人物か知っていたので、どんな映画かはある程度想像できた。主人公のニックが、コロンビアで知り合った女性マリアがエスコバルの姪と言うことで、エスコバルとその仲間達と親しくなっていく。最初は家族の一員のように扱ってくれて親切なエスコバルだが徐々にその正体を現してくる。その辺の徐々に怖くなっていくところは良く描けている。そして、ラストシークエンスの、エスコバルの部下がニックを殺そうとして探し追ってくるところはなかなかの緊張感がある。最後に流れた映像が必要かどうかは意見の分かれるところかな。なくて結論を観客に任せるのもありだと思うけど。
エスコバルを演じているのはベニチオ・デル・トロ。というかもう彼しかいないような気がする。チェ・ゲバラを演じたり、「ボーダーライン」では特殊工作員をしたり、癖のある役は彼がぴったりだ。仮にヒスパニック系の他の男優としたら...アントニオ・バンデラス?少し線が細いのと2枚目過ぎるかな。アンディ・ガルシア、もし若ければ良いかも。うーん、今のヒスパニック系男優が出てこない。昔だったらアンソニー・クインとか。もうこの映画はベニチオ・デル・トロの映画でしょ。彼がいなければB級映画になっていたかもしれない。製作も彼がかんでいるのね。
監督のアンドレア・ディ・ステファノと言う人、知らなかったんだけど、ネットで見るともともと役者でこの映画が初監督らしい。初監督でこのレベルの映画を撮れるなら今後も良い映画を作ってくれると思う。 -
89bubble93
「エスコバル 楽園の掟」のストーリー
「エスコバル 楽園の掟」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「エスコバル 楽園の掟」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | アクション ドラマ |
製作国 | フランス スペイン ベルギー パナマ |
製作年 | 2014 |
公開年月日 | 2016年3月12日 |
上映時間 | 119分 |
製作会社 | Chapter 2 Jaguar Films Nexus Factory Pathe Roxbury Umedia uFilm |
配給 | トランスフォーマー |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |
公式サイト | http://www.movie-escobar.com/ |
コピーライト | (C)2014 Chapter 2 – Orange Studio - Pathé Production – Norsean Plus S.L – Paradise Lost Film A.I.E – Nexus Factory - Umedia – Jouror Developpement |
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