ヴィクトリア(2015)

びくとりあ VICTORIA
上映日
2016年5月7日

製作国
ドイツ

制作年
2015
上映時間
139分

レーティング
PG-12
ジャンル
アクション サスペンス・ミステリー

check解説

スペインからベルリンにやって来た若い女性が経験する悪夢のような一夜を、約140分の全編をワンカット撮影で捉えたサスペンス。ベルリン国際映画祭最優秀芸術貢献賞を受賞。監督は「ルートヴィヒ」などで俳優としても活躍するセバスチャン・シッパー。主演はスペイン出身で「タイム・ハンターズ 19世紀の海賊と謎の古文書」などでも活躍するライア・コスタ。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 翻訳家
    篠儀直子
    人物の出入りがともなう長回しというのはどこか段取りっぽさが出てくるものだが(そして上手くいっている場合、それが気持ちよさや面白さにつながったりするものだが)正真... もっと見る
  • 映画監督
    内藤誠
    旅行するだけでは分からないドイツの都市の若者たちが巧みに表現されていた。助監督時代、撮影時間が少ないと、ワンカットで撮れば間に合うと冗談を言い合ったものだが、現... もっと見る
  • ライター
    平田裕介
    古い例えだが、ベルリン版「走らなあかん夜明けまで」といった感じ。ガチで139分カメラ回しっぱなし、演技や台詞はほとんどアドリブ。それが功を奏し、夜の街を駆ける若... もっと見る

「ヴィクトリア(2015)」のストーリー

眩い光がフラッシュする地下のクラブで、激しいダンスに身を委ねる1人の若い女性。3ヵ月前、スペインのマドリードを飛び出し、ベルリンにやってきたヴィクトリア(ライア・コスタ)だった。踊り疲れて帰宅しようとした彼女は、夜明け前の路上で、地元の若者4人組から声を掛けられる。一見チンピラ風だが、どうやら悪人ではなさそうだ。まだドイツ語を話せず、異国の都会で友人も作れずにいたヴィクトリアは、酒を手にした彼らとビルの屋上で楽しいひと時を過ごす。ところがこの4人は危うい事情を抱えていた。裏社会の人物への借りを返すため、これからある“仕事”を実行しなくてはならないのだ。4人のうち運転手役の青年が酔いつぶれてしまったため、代役を依頼されるヴィクトリア。リーダー格のソンネ(フレデリック・ラウ)に好意を抱き始めていたヴィクトリアは彼らの頼みを聞き入れるが、その行く手には、人生が一変するほどの悪夢が待ち受けていた……。

「ヴィクトリア(2015)」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「ヴィクトリア(2015)」のスペック

基本情報
ジャンル アクション サスペンス・ミステリー
製作国 ドイツ
製作年 2015
公開年月日 2016年5月7日
上映時間 139分
製作会社 MonkeyBoy
配給 ブロードメディア・スタジオ
レイティング PG-12
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
公式サイト http://www.victoria-movie.jp/
コピーライト (C)MONKEYBOY GMBH 2015

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