解説
瀬戸内寂聴が瀬戸内晴美名義で発表した同名小説を初映画化。親の決めた許嫁と愛のない結婚生活を送る園子は、夫の転勤で移り住んだ京都で夫の上司・越智と出会い、恋に落ちる。園子は初めての恋に戸惑いながらも、越智との底の見えない愛の関係に溺れていく。監督は、「海を感じる時」の安藤尋。出演は、「ポプラの秋」の村川絵梨、「悪の教典」の林遣都、「貞子vs伽椰子」の安藤政信、「リップヴァンウィンクルの花嫁」の毬谷友子。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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映画評論家北川れい子そういえばひと頃、女は子宮で考える、子宮で動く、などというアホな言葉をよく耳にしたが、アララ、主人公の園子がまさにそんな女で、しかもカビ臭い。ま、時代設定は遥か... もっと見る
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映画文筆系フリーライター、退役映写技師千浦僚何かの哲学、主義、体験の記憶など、そういう関数的なものが、世界を表現や作品に変容せしめる。子宮。いいではないか。至急導入すべきネタだ。主演村川絵梨はふっくらした... もっと見る
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映画評論家松崎健夫昭和20年、?の声、終戦、と、冒頭からヒロインの暮らす時代や季節を表現しているが、本作には〈実景〉が伴っていない。どうやら〈時の経過〉を描くことに対して興味がな... もっと見る
「花芯」のストーリー
親が決めた許婚・雨宮(林遣都)と結婚した園子(村川絵梨)は息子も儲けていたが、夫に愛情を感じてはいなかった。ある日、雨宮が転勤となり、園子は京都に移り住む。そこで雨宮の上司・越智(安藤政信)と出会い、好きになった園子は、生まれて初めての恋に戸惑いながらも、次第に越智との関係にどっぷり浸かり、肉体の悦びに目覚めていく。
「花芯」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「花芯」のスペック
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2016年9月上旬号 | REVIEW 日本映画&外国映画 「花芯」 |
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