解説
ハーマン・ミラーのストーリーを、彼とディーン・リーズナー、ハワード・ロッドマンが脚色、「刑事マディガン」のドン・シーゲルが製作・監督したアクション。撮影はバッド・サッカリー、音楽はラロ・シフリンが担当。出演は「荒鷲の要塞」のクリント・イーストウッド、「ラスベガス強奪作戦」のリー・J・コッブ、スーザン・クラークほか。製作総指揮はリチャード・E・ライオンズ。
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この作品のレビュー
ユーザーレビュー
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ミャーノフ大佐
1968年の映画で、音楽がラロ・シフリン。クリント・イーストウッドが師とするドン・シーゲルが監督。
あの時代を感じるねえ。ストーリーは他愛ないんだけど、フラワーチルドレンとか、あのハデハデの部屋の内装とか、いいねえ。
なんか、映画全体が乾いた感じがする。ラロ・シフリンの音楽のせいもあるだろうか。
リー・J・コッブも良いねえ。彼はバイプレイヤーであくの強い役をやっていて、「十二人の怒れる男」の印象が強い。どの映画に出てもリー・J・コッブはリー・J・コッブだ。
ラストのバイクでのチェイスはなんか記憶にあるんだよね。ひょっとしてテレビで一度観ているのかもしれない。
ちなみにかつてNHKで「警部マクロード」ってアメリカの連続ドラマをやっていたんだけど、この映画から生まれたんじゃないかな。(個人の見解)
「マンハッタン無宿」のストーリー
アリゾナ州の保安官補クーガン(クリント・イーストウッド)は現代に生き残った原始人のような男。本能的に狩りが巧みで、彼の追跡にあっては、いかなる凶悪犯も、とても逃げきれるものではない。そのうえ、他人との協力をこばむ一匹狼だったので、上官のうけはよくない。ある日のこと、彼はニューヨークで逮捕された凶悪犯をアリゾナまで護送してくる仕事を、任されたのである。1人ニューヨークに乗り込んだが、なにせ田舎者なので勝手が分からない。ルールを無視して凶悪犯リンガーマンを引きとった。この頃知り合ったのが、ニューヨーク警察の女性犯罪者の保護係ジュリー(スーザン・クラーク)である。彼女はクーガンの野性的魅力に強くひかれるようになった。一方リンガーマンを連行して空港まできたクーガンは、待ち伏せしていた悪党一味の罠にかかり、リンガーマンを逃がしてしまった。苦しい立場に追い込まれたクーガン。彼は警察官を解雇され、一市民としてリンガーマンを追うことになった。ジュリーの協力を得て、リンガーマンの情婦リニーを追いつめ、ついにリンガーマンの居場所をつきつめた。オートバイで逃げるリンガーマン。さらにスピードを上げて追うクーガン。馬をオートバイに乗り替えたようなクーガンの追跡には、かなわない。彼は見事、市民として、凶悪犯を逮捕したのである。
「マンハッタン無宿」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「マンハッタン無宿」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | アクション |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1968 |
公開年月日 | 1969年2月15日 |
製作会社 | ユニヴァーサル映画 |
配給 | ユニヴァーサル |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |
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