解説
島本理生の同名恋愛小説を原作に、松本潤×有村架純の共演で「ピンクとグレー」の行定勲監督が映画化。高校教師と生徒として出会った葉山と泉。卒業式の日の葉山とのある思い出を心に封印した泉だったが、1年後の再会を機に抑えていた感情が呼び覚まされ……。脚本を「ジムノペディに乱れる」の堀泉杏、音楽を「今度は愛妻家」のめいなCo.が担当。「君と100回目の恋」の坂口健太郎、「シン・ゴジラ」の市川実日子、「合葬」の瀬戸康史が脇を固める。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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映画評論家北川れい子「私、先生の力になりたいんです!」とは、教え子・泉の台詞。ふつうは、先生が“キミの力になるよ”と教え子に言うところだが、教え子側に先生へ... もっと見る
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映画文筆系フリーライター、退役映写技師千浦僚基本穏やかふうのいい娘キャラでそういう佇まいなので、そこにつけいるもしくは惹きつけられる男たちがしばしばごにょごにょと彼女に言い寄るが、そういうときに有村架純は... もっと見る
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映画評論家松崎健夫この映画では、有村架純のうしろ姿が何度も描かれている。彼女の表情が見えないため、おのずと我々は彼女の表情を想像する。その〈不確かさ〉が、ふたりの男性の間で揺れ動... もっと見る
「ナラタージュ」のストーリー
大学2年生の春。泉(有村架純)のもとに高校の演劇部の顧問教師・葉山(松本潤)から電話が入る。それは、後輩のために卒業公演に参加してくれないかという誘いだった。葉山は、高校時代、学校に馴染めずにいた泉を救ってくれた恩師でもあった。卒業式の日の葉山との思い出を胸にしまっていた泉だったが、再会により気持ちが募っていく。だが二人の想いが重なりかけたとき、泉は葉山から離婚の成立していない妻・美雪(市川実日子)の存在を告げられる。葉山の告白を聞き、彼を忘れようとする泉だったが、そんな折、ある事件が起こる……。
「ナラタージュ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ナラタージュ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ラブロマンス ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2017 |
公開年月日 | 2017年10月7日 |
上映時間 | 140分 |
製作会社 | 「ナラタージュ」製作委員会(制作プロダクション:東映テレビ/制作協力:ザフール/企画協力:KADOKAWA) |
配給 | 東宝 アスミック・エース |
レイティング | 一般映画 |
カラー/サイズ | カラー |
公式サイト | http://narratage.com/ |
コピーライト | (C)2017「ナラタージュ」製作委員会 |
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