幸せなひとりぼっち
しあわせなひとりぼっち A MAN CALLED OVE
解説
スウェーデンのアカデミー賞にあたるゴールデン・ビートル賞で主演男優賞と観客賞に輝いた人間ドラマ。気難しいオーヴェは妻に先立たれ、生きる希望を失う。しかし隣りに引っ越してきたパルヴァネ一家から次々に厄介事を持ち込まれるうちに、心を開いていく。世界 30 ヶ国以上で刊行されるフレドリック・バックマンの小説をベースに、人の生き方について問いかけていく。監督は「青空の背後」(スウェーデン映画祭2014にて上映)のハンネス・ホルム。隣人との交流の中で変わっていく主人公を、「アフター・ウェディング」のロルフ・ラスゴードが演じる。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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ミャーノフ大佐
頑固親爺が、会社首になって自殺しようとしたけど、何度も失敗して、近所に越してきたイラン人女性が親切にしてくれて、そして住民の役に立っていく。って、なんかよくありそうな話。頑固親爺って私のこと?似ているところあるんだよね、細かいところが気になるとか、人がルールを守らないと腹が立つとか。でも私はこの主人公オーヴェのように器用ではない。オーヴェのように器用だったらまだ人から好かれたかもしれないのになあ。
よく見ると穴はあるよ。例えば、介護施設の人間を主人公と仲間達で追い払うんだけど、仲間の一人に記者が出てくるけど、記者はオーヴェが追い払ったのに、なんでここに出てくるの?と唐突すぎる。若い頃のオーヴェと今のオーヴェが違いすぎる。死んだ妻のソーニャは生前は学校の先生で、かつての生徒がソーニャ先生だったら了解してくれる、というシーン、後半に何度か出てきて、バランスが悪すぎ。
それでもコメディタッチで描きながらウルウルさせてくれる。自殺しようとして何度も失敗するんだけど、その失敗方法が手を変え品を変えで面白い。猫が可愛い。イランの移民女性を話の中心に持ってきたのは、やっぱり中東の人達への差別に対してのアンチテーゼなんだろうな。エンディングはよくあるパターンだ。伏線はあったけど。うーん、車はSAABじゃないとダメか。
北欧の風景って、なんかモノトーンだよね。良い意味でも悪い意味でも、建物の外観はゴテゴテしていない。これは気候の問題か。その割に家の中は広くはないけど、ちゃんとしている。
結論。私もこういう人になりたい。
「幸せなひとりぼっち」のストーリー
妻に先立たれたオーヴェは、これから一人で生きていくことに希望が持てず、哀しみにくれていた。しかし隣りにパルヴァネ一家が引っ越してきたことから、彼の暮らしは一変。一家は車の駐車やハシゴの貸し出し、病院への送迎、娘たちの子守りなど、オーヴェに罵声を浴びせられても次々に厄介事を持ち込んできた。やがてオーヴェは隣人に心を開いていき、愛する妻との思い出を話し始める。
「幸せなひとりぼっち」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「幸せなひとりぼっち」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ ドラマ |
製作国 | スウェーデン |
製作年 | 2015 |
公開年月日 | 2016年12月17日 |
上映時間 | 116分 |
配給 | アンプラグド |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://hitori-movie.com/ |
コピーライト | (C)Tre Vänner Produktion AB. All rights reserved. |
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