解説
「雲の屑」で第27回東京学生映画祭グランプリ・観客賞を獲得した中村祐太郎監督による青春群像劇。売り出し中の歌手ヤット、彼を撮り続けるフォトグラファーのタクマ、タクマの元恋人・ユミカの3人は、それぞれ鬱屈した思いを抱えながら前に進んでいく。都会で生きる若者たちを、「いいにおいのする映画」の吉村界人、「森山中教習所」の岸井ゆきの、「桜ノ雨」の浅香航大らが演じる。劇場公開に先駆け、第29回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門にて上映(上映日:2016年10月26日、11月1日)。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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評論家上野昻志「新世代の青春映画」といわれてもなぁ。草でラリったり、ロックで熱くなるぐらいしか、やることないのかよ、と思ってしまう。むろん、作り手としては、そのように自分が本... もっと見る
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「太陽を掴め」のストーリー
元子役で今ではミュージシャンとしてステージに立つヤット(吉村界人)とフォトグラファーのタクマ(浅香航大)、タクマの元恋人ユミカ(岸井ゆきの)は高校時代からの関係。タクマが撮る写真はヤットの人気に繋がっているが、ユミカへの恋心から、タクマに複雑な感情を抱いていた。そんなヤットのことを気にかけつつ、タクマとのあやふやな関係を続けるユミカ。一方タクマは大麻のブローカーに手を染めていた。ある日、大麻に依存したサラ(三浦萌)とプル(森優作)が狂乱しているタクマの部屋に、ユミカが訪れてくる。
「太陽を掴め」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「太陽を掴め」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 青春 ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2016 |
公開年月日 | 2016年12月24日 |
上映時間 | 89分 |
製作会社 | UNDERDOG FILMS |
配給 | UNDERDOG FILMS |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
公式サイト | http://taiyouwotsukame.com/ |
コピーライト | (C)2016 UNDERDOG FILMS |
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