解説
現役道化師カップルのアベル&ゴードンが監督・脚本・製作・主演を兼任するコメディー。おばを助けるためカナダからパリにやって来たフィオナ。ところがアパートにおばの姿はなく、セーヌ川に落ちて所持品をなくしてしまう。そこへホームレスのドムが現れ……。共演は「愛、アムール」のエマニュエル・リヴァ、「みんなで一緒に暮らしたら」のピエール・リシャール、「ルンバ!」のフィリップ・マルツ。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
「ロスト・イン・パリ」のストーリー
雪深いカナダの小さな村。味気ない日々を送る図書館司書フィオナ(フィオナ・ゴードン)のもとに、フランス・パリに住むおばマーサ(エマニュエル・リヴァ)から、老人ホームに入れられてしまうという助けを求める手紙が届く。臆病者のフィオナだったが、勇気をふり絞って旅に出ることを決意。フィオナは生まれて初めてパリの街に降り立つ。久々の再会に心躍らせマーサのアパートに到着するが、呼び鈴を鳴らしても誰も出ない。仕方なくセーヌ川付近をさまようフィオナは、エッフェル塔に感激し、記念写真を撮ろうとして橋から川に転落。全所持品が入ったバックパックと携帯電話をなくしてしまう。一方、セーヌ川の中州シーニュ島に住むドム(ドミニク・アベル)は、ゴミ箱から残飯を漁ったり、拾ったシケモクを吸ったり、働くことなく気ままに暮らしている。そんななか、川辺に大きなバックパックが流れ着いているのを発見、中に入っていた金をくすねたドムはレストランへと向かう。たまたまそこで飲んでいたフィオナをダンスに誘い、いい雰囲気になるが、彼が泥棒だと気付いたフィオナに詰め寄られ、逃げ出すドム。やがてバックパックを取り戻したフィオナは、なぜかフィオナに恋したドムにつきまとわれながらマーサの捜索を続ける。ところが、マーサは2日前に亡くなってしまったという。信じられない気持ちでマーサの葬儀に参列するフィオナ(と道案内のドム)。だが遺影の写真が別人のようで……。
「ロスト・イン・パリ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「ロスト・イン・パリ」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | コメディ ドラマ |
製作国 | フランス ベルギー |
製作年 | 2016 |
公開年月日 | 2017年8月5日 |
上映時間 | 83分 |
配給 | サンリス |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://www.senlis.co.jp/lost-in-paris/ |
コピーライト | (C)Courage mon amour-Moteur s'il vous plait-CG Cinema |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2017年8月下旬号 |
「ロスト・イン・パリ」 ドミニク・アベル&フィオナ・ゴードン×片桐はいり UPCOMING 新作紹介 「ロスト・イン・パリ」 REVIEW 日本映画&外国映画 「ロスト・イン・パリ」 |