解説
山梨県・北杜市を舞台とした青春ドラマ。豆腐屋の一人娘で女子高生の彩未は、地域を潤す湧水・太郎水を持つ日本酒の蔵元から水源を託される。しかし、蔵元の後継社長は、海外資本との水源の開発計画を密かに進めていた。そんな彩未に一人の男が近づいてくる。監督は、「おしん」の冨樫森。出演は、「空の味」の堀春菜、「校庭に東風吹いて」の本間淳志、「くちびるに歌を」の角替和枝、「蜩ノ記」の大寶智子。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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評論家上野昻志山から湧き出る水の流れ。それが豆腐屋の水へとつながり、その店先を少女が駆け抜け、自転車に跨がり走り出す。そのリズムが心地よい。実際、彼女が自転車を駆る姿は、終始... もっと見る
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映画評論家上島春彦監督の二人乗り自転車趣味が本作でも炸裂、入れ替わりがいいアクセントになっている。また弓矢に彼女の心情が乗り移るクライマックスも優秀な段取りと言える。水はみんなの... もっと見る
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映画評論家モルモット吉田映画24区が量産する地域振興映画だが、冨樫森だけあって相米譲りの自転車のシーンはハツラツとする。主人公は「犬神家の一族」の島田陽子みたいな状況に突然置かれ、かな... もっと見る
「セブンティーン、北杜 夏」のストーリー
地元の湧水を使った豆腐屋の一人娘・川口彩未(堀春菜)は、17歳の恋に恋する女子高生。高校では弓道部に所属しているが、なかなか上達しない。そんな彩未に、地域を潤す湧水・太郎水を持つ日本酒の蔵元から、どうしても豆腐を配達してほしいとの依頼が届く。彩未がしぶしぶ配達に出かけると、蔵元の主・杉田昭三(寺田農)が倒れて救急搬送されていた。そして、彩未は豆腐の代金とともに1通の封書を受け取る。それは、名水を受け継ぐ妻子がいない蔵元からの遺言書だった。しかし、水源の所有をめぐっては、すでに蔵元の後継社長・鈴木治(斎藤歩)が海外資本との開発計画を密かに進めていた。水源の相続争いに巻き込まれた彩未に、一人の男が近づき、そして恋心が……?
「セブンティーン、北杜 夏」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「セブンティーン、北杜 夏」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 青春 ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2017 |
公開年月日 | 2017年9月9日 |
上映時間 | 71分 |
配給 | 映画24区 |
レイティング | |
公式サイト | http://www.ybs.jp/17/ |
コピーライト | (C) 2017 YBS Yamanashi Broadcasting System. All Rights Reserved. |
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