解説
「アイスと雨音」の森田想主演のヒューマンドラマ。目的達成のためには手段を選ばない末っ子の遥風は、母の訃報をきっかけに実家に戻ると、出戻りの姉、家業を継いだ長兄、ニートの次兄に実家の売却を提案。家から家族を追い出すため、家族自立計画を始める。監督は、「東京バタフライ」の佐近圭太郎。出演は、「愛の小さな歴史」の中村映里子、「やがて海へと届く」の中崎敏、「東京バタフライ」の熊野善啓。森田想が本作でマドリード国際映画祭外国語映画部門主演女優賞受賞。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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「わたしの見ている世界が全て」のストーリー
家族と価値観が合わず、大学進学を機に実家を飛び出した熊野遥風(森田想)はベンチャー企業で活躍していた。しかし、目的達成のためには手段を選ばない性格のせいで、パワハラを理由に退職に追い込まれる。遥風は復讐心に燃え、自ら起業して見返そうとするが、資金の工面に苦戦する。母の訃報をきっかけに実家に戻ると、3兄弟に実家を売って現金化することを提案するが、出戻りの姉(中村映里子)は興味を示さず、家業を継いだ長兄(熊野善啓)とニートの次兄(中崎敏)は断固反対する。野望に燃える遥風は実家から家族を追い出そうと、家族自立化計画を始めるが……。
「わたしの見ている世界が全て」の映像
「わたしの見ている世界が全て」の写真
「わたしの見ている世界が全て」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「わたしの見ている世界が全て」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2023 |
公開年月日 | 2023年3月31日 |
上映時間 | 82分 |
製作会社 | Tokyo New Cinema |
配給 | Tokyo New Cinema |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | https://tokyonewcinema.com/works/wataseka/ |
コピーライト | (C)2022 Tokyo New Cinema |
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