解説
東日本大震災から6年を迎える宮城県・岩手県・福島県を舞台に、手探りで前進しようとする市井の人々を追ったドキュメンタリー。家族を失った夫婦や震災を風化させないための語り部、伝統を受け継いでいく農家など一人ひとりの確かな歩みにカメラが寄り添う。ナレーションを「SPY_N」「サバイバルファミリー」の藤原紀香と、声優やタレントなど幅広く活躍する山寺宏一が担当。「シネマの天使」「サンマとカタール 女川つながる人々」などでプロデューサーを務めた尹美亜の初監督作。撮影監督・共同監督を「築城せよ!」の辻健司が務める。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
-
映画評論家北川れい子東日本大震災のドキュメンタリーは、切り口や取材対象がどう異なっても、ドキュメンタリーとしてのストレートな評価は許されないような雰囲気を感じてしまう。取材されてい... もっと見る
-
映画文筆系フリーライター、退役映写技師千浦僚東日本大震災のドキュメンタリーでは、苛烈な体験を経たこととそのことについて考え続けざるを得なかったために無名のひと普通のひとが多くの至言名言を孕み、それを観る者... もっと見る
-
映画評論家松崎健夫東日本大震災によって引き起こされた人災に翻弄された人々を描いた本作に、政府や大企業、政治家や資本家は登場しない。寧ろ、市井の人々が生き残ったことへの後ろめたさを... もっと見る
「一陽来復 Life Goes On」のストーリー
2011年3月11日の東日本大震災から6年。季節は移り景色も変わり、人々の暮らしも変わった。家族を失った夫婦、震災を風化させないための語り部、伝統を受け継いでいく農家、被爆した牛の世話を続ける牛飼い、50年若返った海、新しい漁業を始めた漁師……。6年間の日常の積み重ねから発せられる言葉と、明日に向けられたそれぞれの笑顔。東北の復興はまだ道半ばだが、ようやくここまでたどり着いた。また一歩、これからも歩いていく市井の人々の姿をカメラが追う。
「一陽来復 Life Goes On」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「一陽来復 Life Goes On」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | 社会派 |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2017 |
公開年月日 | 2018年3月3日 |
上映時間 | 81分 |
製作会社 | 心の復興映画製作委員会(制作:平成プロジェクト) |
配給 | 平成プロジェクト |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | 16:9 |
カラー/サイズ | カラー |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://lifegoeson-movie.com/ |
コピーライト | (C)Kokoro Film Partners |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2018年3月下旬映画業界決算特別号 | REVIEW 日本映画&外国映画 「一陽来復 Life Goes On」 |
2018年3月上旬号 | UPCOMING 新作紹介 「一陽来復 Life Goes On」 |
2018年2月上旬号 | 試写室 「一陽来復 Life Goes On」 |