解説
「爆心 長崎の空」の日向寺太郎監督が、子ども食堂を題材に、現代社会の貧困問題を子どもの目線から捉えた人間ドラマ。食堂を営む家族と暮らすユウトと母親に放置されているのを心配されユウトの家によく招かれるタカシは、父親と車上生活する姉妹と出会う。満足な食事をとることのできない子どもたちの拠り所であり、地域の新たなコミュニティの場として全国各地に広がりつつある子ども食堂の背景にある社会状況を描く。「百円の恋」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した足立紳が脚本に参加。出演は「ひまわりと子犬の7日間」の藤本哉汰、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の鈴木梨央ほか。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
「こどもしょくどう」のストーリー
食堂を営む両親と妹に囲まれ健やかに過ごす小学5年生の高野ユウト(藤本哉汰)。一方、母子家庭であるタカシは、母がわずかなお金を置いたまま家にほとんど戻らず、育児放棄されている。ユウトの両親はそんなタカシを心配してよく夕食を振舞っていた。ある日、河原で父親と車中生活をしているミチル(鈴木梨央)とヒカルの姉妹と出会い、ユウトは彼女たちを哀れみ、タカシは仲間意識と少しの優越感を抱く。ユウトは姉妹を見かね、両親に二人にも食事を出してほしいと願い出る。妹のヒカルは久しぶりの温かいご飯に喜ぶものの、姉のミチルはどことなく他人を拒絶している様子だった。数日後、ミチルとヒカルの父親が失踪。これまでユウトは面倒なことを避けようとする事なかれ主義だったが、行き場のない姉妹とともにある行動に出る。
「こどもしょくどう」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「こどもしょくどう」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 社会派 ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2018 |
公開年月日 | 2019年3月23日 |
上映時間 | 93分 |
製作会社 | パル企画=コピーライツファクトリー=バップ |
配給 | パル企画 |
レイティング | 一般映画 |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | https://kodomoshokudo.pal-ep.com |
コピーライト | (C)2018「こどもしょくどう」製作委員会 |
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