追想(2017)
ついそう ON CHESIL BEACH
解説
ブッカー賞作家イアン・マキューアンの小説『初夜』を、作者自ら脚本を手がけ、「レディ・バード」のシアーシャ・ローナン主演で映画化。新婚旅行に赴いたバイオリニストのフローレンスと夫のエドワード。初夜に起きたある出来事により二人の人生が変わる。監督はドラマ『嘆きの王冠~ホロウ・クラウン~』シリーズのドミニク・クック。「つぐない」でもイアン・マキューアン作品に挑んだシアーシャ・ローナンが心に闇を抱える新婦を、「ベロニカとの記憶」のビリー・ハウルが真面目な夫を演じる。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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批評家、映像作家金子遊イギリス映画が苦手だ。米語を先におぼえたので、イギリス英語が聴き取りづらいせいか。それ以上に、ドラマの前提となる社会の保守性と、自尊心が高く皮肉屋で本心をいわな... もっと見る
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映画評論家きさらぎ尚核心はホテルでのほんの短い時間だが、回想を織り交ぜながら数十年を描くこの映画、男女の感情をはっきりと表現する手法が、監督のドミニク・クックがもともと舞台演出家だ... もっと見る
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映画系文筆業奈々村久生とても好きな原作だけれど、あんなに回想が多く映像的には地味な作りの小説が、まさか映画化されると思わなかった。しかし聡明ゆえの潔癖さと融通のきかなさを漂わせるロー... もっと見る
「追想(2017)」のストーリー
英国発のポップカルチャー、スウィンギング・ロンドンが本格的に始まる前の1962年、夏。保守的な空気が社会を包む中、若きバイオリニストのフローレンス(シアーシャ・ローナン)は歴史学者を志す真面目なエドワード(ビリー・ハウル)と恋に落ちる。これからの人生を共に歩むことを決めた二人は、挙式後、美しい自然が広がるドーセット州のチェジル・ビーチに新婚旅行へ。しかしホテルに到着するや、初夜を迎える興奮と緊張から気まずい空気が流れだし、ついには口論に発展。フローレンスはホテルを飛び出してしまう。生い立ちもこれまでの家庭環境もまるで違っていても深く愛しあっているはずなのに、愛しているからこそボタンの掛け違いが生じ、今後の二人の人生を左右する分かれ道となってしまう。
「追想(2017)」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「追想(2017)」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ラブロマンス ドラマ |
製作国 | イギリス |
製作年 | 2017 |
公開年月日 | 2018年8月10日 |
上映時間 | 110分 |
配給 | 東北新社 STAR CHANNEL MOVIES |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://tsuisou.jp/ |
コピーライト | (C)British Broadcasting Corporation/ Number 9 Films (Chesil) Limited 2017 |
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