モアナ 南海の歓喜
もあななんかいのかんき MOANA WITH SOUND- 上映日
- 2018年9月15日
- 製作国
- アメリカ
- 制作年
- 1980
- 上映時間
- 98分
解説
「極北の怪異」“Nanook of the North”の製作者たる英国地誌学会々員ロバート・フラハティ氏とその妻フランセス・ハバード・フラティー女史とが共同で監督、ニュージーランドの委任統治区域たる英領サモア島に於いて、原住民の生活をカメラに収めた実録サイレント映画「モアナ」のサウンド版。「モアナ」製作から50年以上の時を経て同作に音声を加えるため娘モニカ・フラハティが同島を再訪し、「モアナ」に出演した現地住民のの協力を得て、1980年に完成した。2014年にサウンド版のデジタル復元版が完成。日本では第18回東京フィルメックスにて上映(映画祭タイトル「モアナ(サウンド版)」)後、2018年9月15日より劇場公開。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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ライター石村加奈90年以上も前の(!)フィルムには、南太平洋サモア諸島で暮らすルペンガ一家の日常がノスタルジックに記されている。長男モアナの結婚式に向けて、踊りやタトゥー、ポリ... もっと見る
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映像演出、映画評論荻野洋一デジタル復元の意義深さをいつにも増して痛感させる超傑作。タロイモ採りに励む男たちを俯瞰でとらえた冒頭から映画の奇跡が充満し、空中でヤシの実を採る少年、後半の婚礼... もっと見る
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脚本家北里宇一郎あの時代に重い機材を担いで、未開の島で撮影する。その開拓精神に敬意を表する。中身も当時の島民の生活を初めて世界に紹介――の喜びにあふれて。ただ、南海映画に旨いも... もっと見る
「モアナ 南海の歓喜」のストーリー
南洋サモア島のサフネ村に住むルペンガ一家には、モアナとペアという二人の息子がいる。ペアはまだ子供だがモアナは立派な若者であり、ファアンガセという村一番の娘と婚約している。彼等はタロイモを常食とし、今日しも芋採りにいったルペンガ一家は、野獣の通る道に罠を用意。間もなく罠には野猪がかかり、モアナ親子は生け捕りにして帰る。また、珊瑚礁の岸に押し寄せる波間にいる魚や貝、海草、蟹や海老を採集しに独木舟を出すことも。家では母親が桑の木の皮を叩き延ばして布を作り、日檀の実の殻のコップやタロイモの葉に入れて焼いたり煮たりしている。結婚前の塗油式を行って婚約者同士の踊りをするモアナとファンガセ。そしてモアナは成人式の刺青をしてもらい、いよいよ結婚式を挙げる準備がととのう。
「モアナ 南海の歓喜」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「モアナ 南海の歓喜」のスペック
基本情報 | |
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製作国 | アメリカ |
製作年 | 1980 |
公開年月日 | 2018年9月15日 |
上映時間 | 98分 |
配給 | グループ現代 |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | モノクロ/スタンダード |
音量 | ステレオ |
公式サイト | https://moana-sound.com/ |
コピーライト | 2014 Bruce Posner-Sami van Ingen. Moana (C) 1980 Monica Flaherty-Sami van Ingen. Moana (C) (P)1926 Famous Players-Laski Corp. Renewed 1953 Paramount Pictures Corp. Licensed by Kino Lorber, Inc., New York, through Tuttle-Mori Agency, Inc., Tokyo |
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