第三夫人と髪飾り

だいさんふじんとかみかざり THE THIRD WIFE
上映日
2019年10月11日

製作国
ヴェトナム

制作年
2018
上映時間
93分

レーティング
R-15
ジャンル
歴史劇 ドラマ

check解説

ベトナム出身の女性監督アッシュ・メイフェアが、自身の曾祖母の体験を基に映画化。19世紀の北ベトナム。絹の里を治める富豪の第三夫人として嫁いできた14歳のメイ。さらなる世継ぎの誕生が期待される中、静かな里はさざめきたち、女たちのドラマが幕を開ける。ニューヨーク大学で映画制作を学んだアッシュ・メイフェアの脚本をスパイク・リーが激賞し制作資金を援助。「青いパパイヤの香り」のトラン・アン・ユンが美術監修を手掛けた。メイ役は、オーディションで発掘された新人のグエン・フオン・チャー・ミー。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 非建築家、美術家、映画評論、ドラァグクイーン、アーティスト
    ヴィヴィアン佐藤
    スパイク・リーが脚本を絶賛し、トラン・アン・ユンが美術監修を務めた新人優等生は、驚愕な作品を提示。先祖の記憶をポテンシャルに自身の創作の正統性を貫く。しかし、真... もっと見る
  • フリーライター
    藤木TDC
    いつか見たデイヴィッド・ハミルトン映画の耽美な感触。蝿も蚊も百足も蛇も蝙蝠もいない、カビも苔も生えない乾いて清潔な19世紀東南アジア。白い歯、サラサラヘア、今風... もっと見る
  • 映画評論家
    真魚八重子
    一夫多妻制を扱った映画としてチャン・イーモウの「紅夢」を連想する。女同士が足を引っ張り合う「紅夢」に対し、本作は女同士の間では時に妬む瞬間はあっても、基本的に連... もっと見る

「第三夫人と髪飾り」のストーリー

19世紀の北ベトナム。絹の里を治める大地主(レ・ヴー・ロン)のもとに、14歳のメイ(グエン・フオン・チャー・ミー)が3番目の妻として嫁いでくる。一族が暮らす大邸宅には、穏やかでエレガントな第一夫人のハ(トラン・ヌー・イエン・ケー)とその息子ソン(グエン・タイン・タム)、美しく魅惑的な第二夫人のスアン(マイ・トゥー・フオン)と3人の娘たちがいた。そして、若き第三夫人メイには、さらなる世継ぎの誕生が期待されているのであった。まだ無邪気さの残るメイは、ふたりの夫人に見守られながら穏やかな毎日を送っていたが、やがて、ここでは世継ぎとなる男児を産んでこそ“奥様”と呼ばれることを知る。ほどなくしてメイは妊娠。出産に向けて季節が移りゆくなか、第一夫人も妊娠していることが発覚する。そんな折、メイは第二夫人のある秘密を知ってしまい……。

「第三夫人と髪飾り」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「第三夫人と髪飾り」のスペック

基本情報
ジャンル 歴史劇 ドラマ
製作国 ヴェトナム
製作年 2018
公開年月日 2019年10月11日
上映時間 93分
配給 クレストインターナショナル
レイティング R-15
アスペクト比 1.5.1
カラー/サイズ カラー
公式サイト http://crest-inter.co.jp/daisanfujin/
コピーライト (C) copyright Mayfair Pictures.

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