解説
香港を代表する俳優、アンソニー・ウォン主演によるヒューマンドラマ。事故で半身不随となった中年男チョンウィン。妻とは離婚、息子とも離れて暮らし、人生に希望を見いだせない日々のなか、若いフィリピン人女性エヴリンが、住み込み家政婦としてやって来る。共演は、新人のクリセル・コンサンジ、「ピンポン」のサム・リー。香港の女性監督オリヴァー・チャンによる長編デビュー作。第14回(2019)大阪アジアン映画祭にて「みじめな人」のタイトルで上映、観客賞を受賞した。
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映画専門家レビュー
「淪落の人」のストーリー
突然の事故で半身不随となってしまった中年男、リョン・チョンウィン(アンソニー・ウォン)。妻とは離婚、息子とも離れて暮らし、人生に何の希望も見いだせないまま、ただ日々を過ごしていた。妹のジンイン(セシリア・イップ)との関係も思うようにいかず、慰みは唯一の友人である元同僚のファイ(サム・リー)との会話と、海外の大学に通う一人息子の成長だけ。そんなある日、チョンウィンの家に、若いフィリピン人女性エヴリン(クリセル・コンサンジ)が住み込み家政婦としてやって来る。だが、広東語が話せない彼女にチョンウィンは苛立ちを隠せない。それでも片言の英語で会話をしながら、ひたむきに介護を続けるイヴリンの姿は、緩やかに彼の心をときほぐし、次第に2人は親友のような関係になっていく。やがて、チョンウィンはエヴリンが家族のためにやむを得ず写真家への道を諦めたものの、今でも心の中で夢を追い求めていることを知り、彼女の夢を叶える手助けをしようと思い始める……。
「淪落の人」の写真
「淪落の人」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「淪落の人」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 香港 |
製作年 | 2018 |
公開年月日 | 2020年2月1日 |
上映時間 | 112分 |
配給 | 武蔵野エンタテインメント |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://rinraku.musashino-k.jp/ |
コピーライト | NO CEILING FILM PRODUCTION LIMITED (C) 2018 |
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