白い暴動

しろいぼうどう WHITE RIOT
上映日
2020年4月3日

製作国
イギリス

制作年
2019
上映時間
84分

レーティング
一般映画
ジャンル
社会派

check解説

1970年代後半イギリスにて起きた、人種差別撤廃や不平等への反抗を訴える運動ロック・アゲインスト・レイシズム(RAR)を追う社会派音楽ドキュメンタリー。ザ・クラッシュらが賛同、約10万人による世紀の大行進と音楽フェスを実現した若者たちの活動に迫る。監督は、 BBC でドキュメンタリーを手がけてきたルビカ・シャー。第70 回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門正式出品作品。BFIロンドン映画祭 2019最優秀ドキュメンタリー賞受賞。ブロードキャスターのピーター・バラカンが字幕監修を担当した。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 非建築家、美術家、映画評論、ドラァグクイーン、アーティスト
    ヴィヴィアン佐藤
    「ロックフェスで政治が語られない日本」が昨年話題に。日本ではロックが政治から最も遠い。なぜか。テレビの音楽番組にアイドルとロックが並んで出る状況。テレビは完全に... もっと見る
  • フリーライター
    藤木TDC
    英国から世界発信されたパンクとレゲエのバンドが組んで反レイシズムを煽動する意外性。そこにテーマを絞ったのが正解で、70年代の記録だがメッセージは現在にフィットす... もっと見る
  • 映画評論家
    真魚八重子
    人間は生まれた瞬間から政治性と関わりを持たずにはいられない。本作はそのアイデンティティを認識しつつ、どのような信念の選択をしていくかという、現在も世界的に再燃し... もっと見る

「白い暴動」のストーリー

1970年代のイギリスは経済が長期的に停滞し、英国病と呼ばれるほど破綻状態にあった。市民が抱いていた不安と不満は、第二次世界大戦後に増加した移民たちへ転嫁され、街は暴力が横行、特に黒人たちが襲われた。そうした状況を背景に、芸術家として活動していたレッド・ソーンダズら数人の若者たちはロック・アゲインスト・レイシズム(略称RAR)を発足し、人種や生まれによる差別への反発や不平等への反抗を主張し、抗議活動を始める。RARの発するメッセージはやがてパンクロックバンド、ザ・クラッシュをはじめ、トム・ロビンソン、スティール・パルスなどのパンクやレゲエ音楽と結びつき、支持されていく。RARは1978年4月30日に約10万人による大規模なデモ行進と終着地での音楽フェスティバルを決行。フェスティバルには、ザ・クラッシュ、スティール・パルス、エックス・レイ・スペックス、トム・ロビンソン・バンドなどが出演。10万人余りの観客を前に、ザ・クラッシュが「白人も黒人と同じように暴動を起こせ!」とのメッセージを込めた楽曲『白い暴動』などを演奏した。ザ・クラッシュの名曲で闘志を燃やし、市民をひとつにした、ある若者たちと人種差別との闘いを追う。

「白い暴動」の写真

「白い暴動」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「白い暴動」のスペック

基本情報
ジャンル 社会派
製作国 イギリス
製作年 2019
公開年月日 2020年4月3日
上映時間 84分
配給 ツイン
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
音量 5.1ch
公式サイト http://whiteriot-movie.com/
コピーライト photograph by Syd Shelton

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