ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(Ballad)

じゃずきっさべいしーすうぃふてぃのたんしばらっど
上映日
2020年9月18日

製作国
日本

制作年
2019
上映時間
104分

レーティング
一般映画

check解説

岩手県一関市にあるジャズ喫茶“ベイシー”のマスター、菅原正二の素顔に迫ったドキュメンタリー。店を構えて50年。“世界一のサウンドが聴ける聖地”として、世界中から客を集めるようになった菅原の音に対するこだわりと、ジャズなその生き様を炙り出す。監督を務めたのは、バーのオーナーであり、クリエイターでもある星野哲也。本作が初監督となる。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 映画評論家
    北川れい子
    やたらに“昭和”を持ち出すつもりはないのだが、ジャズという音楽を含め、場所、空間、機材、そしてマスターや常連のミュージシャンたちの顔、表... もっと見る
  • 編集者、ライター
    佐野亨
    ジャズのまち・横浜に暮らしながら、ジャズ文化圏の醸し出すムードにどこか距離感があり、貧弱なオーディオシステムにデジタル音源を流し込んで聴いているような人間にとっ... もっと見る
  • 詩人、映画監督
    福間健二
    ジャズ喫茶ベイシーとマスターの菅原正二さん。日本におけるジャズの受容、とくに独特に発展したジャズ喫茶文化を「蒸留」したような凝り方と年季が生みだした場所と人。カ... もっと見る

「ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(Ballad)」のストーリー

昭和初期、ジャズの普及と共にその歴史が始まった“ジャズ喫茶”。この日本独自のレコード鑑賞文化は現在も全国に存在するが、“ベイシー”は岩手県一関市に店を構えて50年。いつしか世界一のサウンドが聴ける聖地として、マスターの菅原正二が生み出す“音”を求めて連日、日本のみならず世界中からジャズファンやオーディオマニアが訪れるようになった。より良い音を再現するために菅原は日々、開店以来使い続けるJBLのオーディオシステムの調整を重ねる。故に、菅原が不在のまま営業したことは1日たりともない。そうして生み出された音は、聴く者に、演奏者がその場に現れたかのような錯覚を起こさせる。本作では、菅原がかける名だたるプレイヤーのレコードを、アナログ録音の伝説的名器“ナグラ”で生収録。菅原が再生する極上の音を、ベイシーの空気感と共に収めている。菅原へのインタビューを中心に、渡辺貞夫、坂田明、村上“ポンタ”秀一、ペーター・ブロッツマンなど世界的なミュージシャンによるベイシーでの生演奏、阿部薫、エルヴィン・ジョーンズの貴重な生前のライブ映像、さらに各界著名人らのインタビューで綴られる本作。そのために、5年に渡って延べ150時間もの映像を撮り続けたのは、バーのオーナーであり、クリエイターでもある星野哲也。これが初監督となるが、親交の深い彼だからこそ引き出すことのできる菅原の素顔を捉え、ジャズファンはもちろん、ジャズを知らない人も、菅原本人の魅力を通して、ジャズ・オーディオの世界に引き込んでいく。果たして、菅原の考える“ジャズ”とは……?

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スタッフ
キャスト役名

「ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(Ballad)」のスペック

基本情報
製作国 日本
製作年 2019
公開年月日 2020年9月18日
上映時間 104分
製作会社 「ジャズ喫茶ベイシー」フィルムパートナーズ(日本映画専門チャンネル=BSフジ=ロードアンドスカイ・オーガニゼイション=ライブ・ビューイング・ジャパン=ユニバーサル ミュージック=岩手めんこいテレビ)
配給 アップリンク
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
公式サイト https://www.uplink.co.jp/Basie/
コピーライト (C)「ジャズ喫茶ベイシー」フィルムパートナーズ

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