解説
レイモンド・カーヴァーの小説『シェフの家』を1995年にカナダ・ケベック州で起きた住民独立運動に舞台を移し、元夫婦の物語を詩的に綴った長編アニメ。アルコール依存症の詩人ジョゼフは、別れた元妻のエマを思い出の地ヴィル・ヌーヴに呼び出すが……。監督は、本作が初めての長編アニメ作品となるフェリックス・デュフール=ラペリエール。声の出演は、「百合の伝説 シモンとヴァリエ」のロバート・ラロンド、「みなさん、さようなら」のジョアンヌ=マリー・トランブレ。ヴェネチア国際映画祭ヴェニス・デイズ部門、アヌシー国際アニメーション映画祭コントルシャン部門ほか、国際映画祭に選出。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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「新しい街 ヴィル・ヌーブ」のストーリー
アルコール依存症の詩人ジョゼフ(声:ロバート・ラロンド)は、思い出の地“ヴィル・ヌーヴ(新しい街)”に別れた元妻のエマ(ジョアンヌ=マリー・トランブレ)を呼び出す。二人はうまくいきそうに思えたが、独立運動の高まりとともに、その関係に新たな波乱が巻き起こる……。
「新しい街 ヴィル・ヌーブ」の映像
「新しい街 ヴィル・ヌーブ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「新しい街 ヴィル・ヌーブ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | カナダ |
製作年 | 2018 |
公開年月日 | 2020年9月12日 |
上映時間 | 76分 |
製作会社 | L'unite centrale |
配給 | ニューディアー(配給協力:植田さやか) |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | https://newdeer.net/ville/ |
コピーライト | (C)L'unite centrale |
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