解説
越谷オサムの同名小説を「俳優 亀岡拓次」の横浜聡子が映画化した青春ドラマ。青森県弘前の高校に通ういとは津軽三味線が特技だが、強い津軽弁訛りと人見知りのせいで、本当の自分は誰にも見せられずにいた。そんな彼女がメイドカフェでアルバイトを始める。出演は、「朝が来る」の駒井蓮、「ミッドウェイ」の豊川悦司。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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「いとみち」のストーリー
青森県弘前の高校に通う相馬いと(駒井蓮)。三味線を弾くときに指にできる糸道が名前の由来である彼女は、祖母や今は亡き母から引き継いだ津軽三味線を特技としているが、強い津軽弁訛りと人見知りのせいで、本当の自分は誰にも見せられず、友人もいない。そこで思い切って始めたアルバイトはメイドカフェだった。そこで、少し怪しげな店長、シングルマザーの幸子、漫画家を目指す智美ら先輩メイド、そして、風変わりな常連客たちと出会う。父・耕一(豊川悦司)は、メイドカフェで働くいとを心配しつつ見守ってくれる。いとは本当の自分を解放し、自分らしく、色鮮やかな人生を織りなすことができるのか……。
「いとみち」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「いとみち」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 青春 ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2021 |
公開年月日 | 2021年6月25日 |
上映時間 | 116分 |
製作会社 | アークエンタテインメント=晶和ホールディング=日誠不動産=RAB青森放送=東奥日報社=ドラゴンロケット(企画協力:新潮社/制作プロダクション:ドラゴンロケット) |
配給 | アークエンタテインメント |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
公式サイト | http://itomichi.com/ |
コピーライト | (C)2021『いとみち』製作委員会 |
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