解説
1970~80年代初頭、ニューヨークのサウスブロンクスを舞台に、ヒップホップ黎明期の様子を記録した貴重なドキュメンタリー。ラップやブレイキンなどのカルチャーが生まれ落ちる瞬間をフィルムに収めた。製作から約40年を経て日本国内で劇場初公開。「ワイルド・スタイル」と共に、ヒップホップヘッズのバイブルとして語り継がれてきた作品。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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「Style Wars」のストーリー
1970~80年代初頭、ニューヨークのサウスブロンクスで生まれたスプレー・アート”グラフィティ”をテーマに、後に”ヒップホップ”として人々を魅了するラップやブレイキン(=ブレイクダンス)などのカルチャーが生まれ落ちる瞬間を記録した貴重なドキュメンタリー。製作から40年近くが経った現在、登場する無名の少年たちはバスキアやキース・へリング、バンクシーなどのアーティストへとバトンを繋ぎ、グラフィティアーティストたちが作品を手がけるようになった。さらに、世界中のミュージシャンがラップを当たり前のように楽曲に取り入れ、ブレイキンは2024年パリ五輪の追加競技種目にも決定。今ではメジャーカルチャーとなったヒップホップがどのようにして誕生したのか、当時の瑞々しい空気感を映画館で体験できる。
「Style Wars」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「Style Wars」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | アート |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1983 |
公開年月日 | 2021年3月26日 |
上映時間 | 70分 |
製作会社 | Public Art Films |
配給 | シンカ |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | カラー/スタンダード |
公式サイト | https://synca.jp/stylewars |
コピーライト | (C)MCMLXXXIII Public Art Films, Inc. All Rights Reserved |
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