解説
作家Fのベストセラー青春小説をアイドルグループKing & Princeの永瀬廉主演で映画化。大学に馴染めず鬱屈した日々を送る“私”。かくれんぼ同好会で出会った“先輩”に近づいたり、謎の男“黒服”に導かれ悪戯を仕掛けたりするうちに、日常が輝きだすが……。監督は、「チワワちゃん」「とんかつ DJ アゲ太郎」の二宮健。鬱屈した思いと破壊衝動を内に秘める大学生の“私”を永瀬廉が、“私”が恋心を抱く先輩を「貞子」などに出演するほか「夏、至るころ」では監督を務めた池田エライザが、謎の男“黒服”を「先生、私の隣に座っていただけませんか?」の柄本佑が演じる。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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「真夜中乙女戦争」のストーリー
4月、上京し一人暮らしを始めた大学生の“私”(永瀬廉)だったが、友達も恋人もおらず、講義は恐ろしく退屈で、やりたいこともなりたいものもない。深夜のアルバイトの帰りにいつも東京タワーを眺めて過ごしていた。そんな鬱々とした日々が、凛々しく聡明な“先輩”(池田エライザ)との出会いや、謎の男“黒服”(柄本佑)の出現により一変。カリスマ的魅力を持つ“黒服”に導かれささやかな悪戯を仕掛けたり、“先輩”と距離が近づいたりするうちに、“私”の日常が静かに煌めきだしていった。しかし、次第に“黒服”と孤独な同志たちの言動は激しさを増し、“私”と“先輩”を巻き込み真夜中乙女戦争という壮大な破壊計画が秘密裏に動き始め……。
「真夜中乙女戦争」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「真夜中乙女戦争」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 青春 サスペンス・ミステリー ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2021 |
公開年月日 | 2022年1月21日 |
上映時間 | 113分 |
製作会社 | 「真夜中乙女戦争」製作委員会(KADOKAWA=ジェイ・ストーム=関西テレビ放送=エヴァーグリーン・エンタテイメント=GYAO=ムービーウォーカー)(制作:角川大映スタジオ) |
配給 | KADOKAWA |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
公式サイト | https://movies.kadokawa.co.jp/mayonakaotomesenso/ |
コピーライト | (C)2021「真夜中乙女戦争」製作委員会 |
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