解説
窪田正孝×宮沢りえ共演によるポリティカルコメディ。ある地方都市で強い地盤を持ち、当選を続ける衆議院議員・川島昌平が病に倒れた。次の選挙に白羽の矢が立ったのは川島の娘・有美。川島の私設秘書・谷村は、自由奔放で世間知らずな有美に振り回されるはめに。監督・脚本は「ピンカートンに会いにいく」の坂下雄一郎。
この作品のレビュー
ユーザーレビュー
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ミャーノフ大佐
題材は面白い。取材もかなりしたんだろうな。
映画の最初、出だしの音楽も、さあ、行くぞ!という高揚感をあげてきて、面白さを期待させる。
議員をおんぶして水たまりを歩くところとか、原稿の漢字を読めないところとか、議員の金銭疑惑を秘書がかぶるというのも、あったよねぇ。竹下首相の秘書なんか自殺しちゃった。
宮沢りえが2世議員として担がれる経緯なんかも、実際にそうなんだろうなあ、と思わせる。どんなバカでも、地盤、看板、鞄を引き継げば当選する、というのもそうだろうなあ、と思う。民自党の議員なんかほとんど世襲だから。(政党名間違っている?)
さて、後半。ネタバレになるから書かないけど、ないよね。まあ、過激なことを言ってQアノンみたいな連中が喜んでいるのは、そんな議員、民自党にいるからね。
コメディだから、仕方ないのかもしれないけど、後半、もっと違った展開でドタバタしてほしかった。
宮沢りえが妙に合っていて、良かった。彼女、きれいだけど、年を経た感じもいい。窪田正孝のヘアースタイルはどうにかならなかったのかな。監督の狙いではあったのだろうけど。
「決戦は日曜日」のストーリー
とある地方都市。谷村勉(窪田正孝)は、この地に強い地盤を持ち当選を続ける75歳の衆議院議員・川島昌平の事務所で私設秘書として働いている。秘書として経験も積み中堅となり、仕事に熱い想いはないが暮らしていくには満足な仕事だと思っていた。だがある日、川島が病に倒れ、そんなタイミングで衆議院が解散。川島の地盤を引き継ぎ、次の選挙の出馬候補として白羽の矢が立ったのは、川島の娘・有美(宮沢りえ)であった。自由奔放で世間知らずだが、謎の熱意だけはある有美に振り回される谷村たち。しかし、父・川島の地盤は盤石、よほどのことがない限り当選は確実……だったのだが……。
「決戦は日曜日」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「決戦は日曜日」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2022 |
公開年月日 | 2022年1月7日 |
上映時間 | 105分 |
製作会社 | 「決戦は日曜日」製作委員会(クロックワークス=BBB=TBSグロウディア=パイプライン=アミューズ=クオラス)(企画・幹事:クロックワークス/制作プロダクション:パイプライン) |
配給 | クロックワークス |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | https://kessen-movie.com/ |
コピーライト | (C)2021「決戦は日曜日」製作委員会 |
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