ザ・ユナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリデイ

ざゆないてっどすていつばーざすびりーほりでい THE UNITED STATES VS. BILLIE HOLIDAY
上映日
2022年2月11日

製作国
アメリカ

制作年
2021
上映時間
131分

レーティング
R-15
ジャンル
社会派 伝記 ドラマ

check解説

不世出の天才シンガー、ビリー・ホリデイとアメリカ合衆国の知られざる対決を描いた伝記ドラマ。1947年、ビリー・ホリデイの歌『奇妙な果実』が、「公民権運動を煽る」と危険視した連邦麻薬取締局のアンスリンガー長官は、彼女に罠を仕掛けてくるが……。ビリー・ホリデイに扮したのは、人気歌手のアンドラ・デイ。本作で演技初挑戦ながら、ゴールデン・グローブ賞女優賞(ドラマ部門)に輝いた。監督は「プレシャス」でアカデミー賞監督賞にノミネートされたリー・ダニエルズ。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 米文学・文化研究
    冨塚亮平
    〈ストレンジ・フルーツ〉を軸にした構成や、忌まわしい記憶の回想場面をドラッグ服用時の幻覚と結びつける発想が印象的なスーザン=ロリ・パークスの脚本をはじめ、アンド... もっと見る
  • 日本未公開映画上映・配給団体Gucchi's Free School主宰
    降矢聡
    公民権運動を扇動するとして国が歌うことを禁じた〈奇妙な果実〉。この曲がいつどのように歌われるのかが本作最大のポイントだろう。〈奇妙な果実〉を歌ったことで、社会が... もっと見る
  • 文筆業
    八幡橙
    本人が憑依したかのような、初演技とは思えぬアンドラ・デイの凄味と、彼女の歌う〈奇妙な果実〉は確かに圧巻。タイトル通り、72年のダイアナ・ロス版では描かれなかった... もっと見る

「ザ・ユナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリデイ」のストーリー

1947年、ジャズシンガーのビリー・ホリデイ(アンドラ・デイ)は、当時は珍しい白人と黒人が同席可能なニューヨークのクラブ“カフェ・ソサエティ”で、夜毎圧巻のパフォーマンスを繰り広げ、人気の絶頂にあった。そんな中、連邦麻薬取締局のアンスリンガー長官(ギャレット・ヘドランド)は、“人種差別撤廃を求める公民権運動を煽る”とビリーの歌『奇妙な果実』を危険視。だが、歌うだけでは逮捕できないため、ビリーを麻薬使用の罪で追い込もうと計画。黒人捜査官のジミー・フレッチャー(トレヴァンテ・ローズ)が、熱烈なファンを装ってステージに通いつめ、ビリーの身辺調査を進める。やがてビリーは、ジミーに現行犯逮捕され、裁判で懲役1年の判決を受ける。一方、麻薬から黒人社会を救う理想を掲げ、黒人初の連邦捜査官に出世したジミーだったが、母親から“あの歌を歌う勇気のある黒人は他にいない”と責められる。さらに、ビリーのスタイリストで親友のミス・フレディ(ローレンス・ワシントン)から、彼女の過酷な生い立ちを聞き、次第にその歌の魅力と人間性に心奪われていく。後悔したジミーは、アンスリンガーの指示を受けた面会で命令に反し、“今後は誰も信じないで。出所後に罠を仕掛け、また私に逮捕させる気だ”とビリーに忠告。1948年、出所後のコンサートで大成功を収めたビリーだったが、連邦麻薬取締局にニューヨークでの労働許可証を取り上げられてしまう。窮地に陥ったビリーは、ショービジネス界にコネのあるジョン・レヴィ(トーン・ベル)を頼って活動を継続するが、アンスリンガーはそのジョンを使って新たな罠を仕掛けてくる。しかし、ジミーの証言で容疑の晴れたビリーは、ジョンと手を切り、全米ツアーへ。1949年、ビリーは南部で『奇妙な果実』を熱唱し、“KKKに対抗。南部で勇気ある行動”と称えられる。焦ったアンスリンガーは、更なる罠を仕掛けてくるが……。

「ザ・ユナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリデイ」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「ザ・ユナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリデイ」のスペック

基本情報
ジャンル 社会派 伝記 ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 2021
公開年月日 2022年2月11日
上映時間 131分
製作会社 Lee Daniels Entertainment=Roth/Kirschenbaum Films
配給 ギャガ
レイティング R-15
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
音量 5.1ch
公式サイト https://gaga.ne.jp/billie/
コピーライト (C) 2021 BILLIE HOLIDAY FILMS, LLC.

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