プレシャス
ぷれしゃす PRECIOUS: BASED ON THE NOVEL PUSH BY SAPPHIRE- 上映日
- 2010年4月24日
- 製作国
- アメリカ
- 制作年
- 2009
- 上映時間
- 109分
- レーティング
- R-15
- ジャンル
- ドラマ
解説
ハーレムで育った少女の人生を描く人間ドラマ。サンダンス映画祭グランプリをはじめ、各国の映画賞を総なめにした感動作。監督は、「チョコレート」製作のリー・ダニエルズ。主演は、映画初出演のガボレイ・シディベ。「サイレンサー」のモニークが、本作でゴールデン・グローブ賞、米アカデミー賞の助演女優賞を獲得。
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この作品のレビュー
ユーザーレビュー
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如庵
「Precious: Based on the Novel 'Push' by Sapphire」2009年; Lee Daniels監督第二作。RT(91% on 233 | 7.8/10)
容姿にも恵まれず、貧困、鬼母からのDV、無就学、父親のレイプ、HIVと過酷すぎる環境。父親に孕まされた子供2人を抱える黒人シングル母少女の覚醒物語。これでもかという悲惨なのに、昔の社会派イデオロギーに毒された暗い映画ではない。M.ゲイ「Your Precious Love」じゃないが逞しく明るい未来を予感させ、ラストのプレシャスは、人間の全ての罪を背負うキリストの如き崇高な愛の雰囲気を纏う。
「プレシャス」のストーリー
1987年のアメリカ、ニューヨークのハーレム。アフリカ系アメリカ人の16歳の少女クレアリース・プレシャス・ジョーンズ(ガボレイ・シディベ)は、“愛しい、貴い”という意味のミドルネームとは似ても似つかない、過酷な現実を生きていた。彼女は今、自分の父親の子供を妊娠している。彼女は12歳のときにも妊娠し、出産していた。しかし子供を引き取ることはできなかった。父親は行方をくらまし、母親メアリー(モニーク)はプレシャスを、精神的にも肉体的にも虐待している。太っていて文字も読めないプレシャスは、きれいになってもてはやされる自分を夢想していた。ある日、プレシャスの妊娠が学校に知られてしまい、彼女はフリースクールに送られる。プレシャスは代替学校“イーチ・ワン・ティーチ・ワン”に通い始めるが、当初は反発する。しかし、自分と同じように悲惨な境遇にある仲間たちや、女性教師レイン(ポーラ・パットン)と出会い、人を愛するということを見出していく。レイン先生は辛抱強くプレシャスを理解しようとし、彼女に作文を教える。少しずつ読み書きができるようになったプレシャスは人生に生きる意味を見つけ、次第に強く、美しく生まれ変わっていく。しかし過酷な運命が、プレシャスを待ち構えていた。
「プレシャス」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「プレシャス」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2009 |
公開年月日 | 2010年4月24日 |
上映時間 | 109分 |
製作会社 | Lee Daniels Entertainment,Smokewood Entertainment Group |
配給 | ファントム・フィルム |
レイティング | R-15 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビーSRD/DTS/SDDS |
公式サイト | http://www.precious-movie.net/ |
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