解説
第38回サンダンス映画祭でプレミア上映され、話題を呼んだ北欧発のイノセントホラー。フィンランドに暮らす、表向きは幸せな4人家族。ある日、長女ティンヤが森で見つけた謎の卵の孵化をきっかけに、恐ろしい事件が起こり、家族の真の姿が浮き彫りにされてゆく。メガホンをとるのは、本作が長編デビューとなる女性監督ハンナ・ベルイホルム。主人公の少女ティンヤを1200人のオーディションから選ばれたシーリ・ソラリンナが演じる。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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映画監督/脚本家いまおかしんじ鳥の声が怖い。母親のキャラが怖い。父親の笑顔が怖い。弟のいじけぶりが怖い。少女の真っ白な服も怖い。思春期の女の子の何考えてるか分かんない不気味さとエロさがある。... もっと見る
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文筆家/女優唾蓮みどりラストで、卵から生まれてくるのかな、と思ったらあっさりそれは生まれてしまう。明らかに異形だったそれがだんだんと姿を変えてゆく不完全な姿が恐ろしくも美しく魅了され... もっと見る
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映画批評家、東京都立大助教須藤健太郎最初から最後まで反応に困り、頭を抱えるばかりだった。ふと念頭に浮かんだのは、抑圧しているものがアッリとして生まれてしまうのだとすれば、ティンヤだけではなく、全員... もっと見る
「ハッチング 孵化」のストーリー
北欧フィンランド。体操の大会優勝を目指し、日々練習に励む12歳の少女ティンヤ(シーリ・ソラリンナ)。一方、完璧で幸せな自身の家族動画を世界へ発信することに夢中な母親(ソフィア・ヘイッキラ)。ティンヤはそんな母を喜ばすため、全てを我慢し自分を抑制していた。ある夜、ティンヤは森で奇妙な卵を見つけ、家族に秘密にしながら、その卵を自分のベッドで温め始める。やがて卵は大きくなり、遂には孵化。卵から生まれた“それ”は、幸福な家族の仮面を剥ぎ取ってゆく……。
「ハッチング 孵化」の映像
「ハッチング 孵化」の写真
「ハッチング 孵化」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ハッチング 孵化」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | フィンランド |
製作年 | 2022 |
公開年月日 | 2022年4月15日 |
上映時間 | 91分 |
製作会社 | Silva Mysterium |
配給 | ギャガ |
レイティング | PG-12 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | https://gaga.ne.jp/hatching/ |
コピーライト | (C) 2021 Silva Mysterium, Hobab, Film i Vast |
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2022年4月下旬号 |
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