ブレスレス(2019)

ぶれすれす DOGS DON'T WEAR PANTS
上映日
2020年12月11日

製作国
フィンランド ラトビア

制作年
2019
上映時間
105分

ジャンル
ラブロマンス ドラマ

check解説

第72回(2019年)カンヌ国際映画祭監督週間で上映され注目を浴びた、フィンランド発の衝撃作。妻を不慮の事故で失い、喪失感を抱えながら毎日を送る外科医のユハ。ある日、ふと迷い込んだSMクラブで、喉を締められ生死をさまようユハは、死の間際の妻の姿を見る。出演は「トム・オブ・フィンランド」のペッカ・ストラング、『ラストウォー1944 独ソ・フィンランド戦線』のクリスタ・コソネン。監督・脚本は『2人だけの世界』のユッカペッカ・ヴァルケアパー。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 非建築家、美術家、映画評論、ドラァグクイーン、アーティスト
    ヴィヴィアン佐藤
    「時間」と「代理」が何度も変奏される。溺れた妻の腕時計が外れた時間や娘の誕生日、昼寝のひととき、ガラス玉の落下の瞬間が永遠の宙吊りにされる。また陸に揚げられた魚... もっと見る
  • フリーライター
    藤木TDC
    妻が早世し、娘のため貞潔を貫く昨今トレンドの父親像。その父がSMクラブにハマり見失った自己を取り戻す。風俗産業セラピーはロマンポルノなど日本映画によくあるモチー... もっと見る
  • 映画評論家
    真魚八重子
    導入部は一秒一秒に集中力があり、魅惑的な焦点を持った映像と時間の過ぎ方に期待を抱いた。女の登場の仕方は怪物めいていて、主人公と不思議な通じ合いが生まれるのも、男... もっと見る

「ブレスレス(2019)」のストーリー

白夜の街ヘルシンキ。不慮の事故により突然妻を失った外科医のユハ(ペッカ・ストラング)は、妻を救えなかったという自責の念から、毎日を無気力で死んだように過ごしていた……。十数年後。娘のエリがピアスの穴をあけるために訪れた店に同行したユハは、隣接するSMクラブに迷い込んでしまう。そこには、ボンデージ衣裳に身を包んだドミナトリクスのモナ(クリスタ・コソネン)がいた。客と間違えられたユハは、そこで思いもかけない体験をする。首を締められ酸欠状態のなか、目の前に死の直前の妻が現れたのだ。この先に妻がいる。僅かながらも生きる糧を見つけたユハは、その日を境にモナのもとに通いはじめる。内に秘めた衝動を抑えられなくなり、次第に仕事や私生活にも支障をきたしていくユハ。やがて、ユハの求めるプレイは激しさを増し、2人はさらに危険な領域へと踏み込んでゆくのだった……。

「ブレスレス(2019)」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「ブレスレス(2019)」のスペック

基本情報
ジャンル ラブロマンス ドラマ
製作国 フィンランド ラトビア
製作年 2019
公開年月日 2020年12月11日
上映時間 105分
製作会社 Helsinki Filmi=Tasse Film
配給 ミッドシップ(提供:クロックワークス)
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
公式サイト https://breath-less.com/
コピーライト (C)Helsinki-filmi Oy 2019

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