リトル・マーメイド(1989)
りとるまーめいどにんぎょひめ The Little Mermaid- 上映日
- 1991年7月20日
- 製作国
- アメリカ
- 制作年
- 1989
- 上映時間
- 83分
- レーティング
- 一般映画
- ジャンル
- ファンタジー
解説
この作品のレビュー
ユーザーレビュー
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ミャーノフ大佐
まず、絵なんだが、昔のディズニー映画の様に平面の絵で3Dにしていないんだ。どうしても古くさい感じがする。
それからキャラクター設定なんだが、アメリカ映画だからしかたないのか、親の言うことを聞かない人魚アリエル(これが可愛くないんだけど、アメリカではこのタイプが可愛いのか?)、それからステレオタイプの魔女タコのアースラ、あまり強そうでない王様トリトンと、どうも一面的で面白みに欠ける。そしてお話はお決まりのハッピーエンド。なんかつまらない。重み、厚さがない。子供向けなんだからこれでいいんだよ、と言われればそうかもしれないが。
ちなみにアンデルセンの原作の人魚姫を知っているだろうか。愛のために自分の人生をかけて、最後は悲しい結末なんだけど。
もし、これがアニメではなくリアルの映画だったらどうだろう。16歳のわがままな娘が、たまたま見かけたかっこいい男と結婚したいと言って、街のギャングの手を借りて自分の父親を危機にさらしてしまう。でも、そのかっこいい男がギャングをやっつけてめでたく娘と結婚したとさ。って話、つまらなさすぎない?
それと、どうもアニメが貧弱に思えてくる。例えば最初に出てくるパーティのシーン、もっと絢爛豪華かと思ったら、意外と地味じゃない。海の中を舞台というのもあるかもしれないが、なんか色調が貧弱だ。アメリカのアニメでも、もっとお話が重層的で、色彩が豊富で、感動的な映画がたくさんあるのに、なんでこの程度の映画で高い評価を得ているのかが判らない。アカデミーやゴールデングローブで作曲賞や主題歌賞を取っているのは、まあ、ヒットしていたから良いとして、ゴールデングローブで作品賞のノミネートは、これはないんじゃない。
NHKのBSで観た吹替版だったのも良くなかったかな。
「リトル・マーメイド(1989)」のストーリー
「リトル・マーメイド(1989)」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「リトル・マーメイド(1989)」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ファンタジー |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1989 |
公開年月日 | 1991年7月20日 |
上映時間 | 83分 |
製作会社 | ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ作品 |
配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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