チロンヌプカムイ イオマンテ
ちろんぬぷかむいいおまんて- 上映日
- 2022年4月30日
- 製作国
- 日本
- 制作年
- 2021
- 上映時間
- 105分
- レーティング
- 一般映画
解説
1986年、75年ぶりに行われたアイヌの祭祀『チロンヌプカムイ イオマンテ(キタキツネの霊送り)』を記録したドキュメンタリー。わが子と同じように育てたキタキツネを、神の国へ送り返す1986年に撮影された幻の映像をレストア。祭祀を司る日川エカシの祈りを現代日本語訳で甦らせる。監督は「海の産屋 雄勝法印神楽」の北村皆雄。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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脚本家、映画監督井上淳一本作のイオマンテの生贄はアイヌ神事の伝承者が飼うキタキツネ。我が子のように可愛がっている狐を神事のために殺す。これ、マジョリティ側の伝統だったら批判されないか。... もっと見る
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日本経済新聞編集委員古賀重樹1986年に75年ぶりに行われたアイヌの祭の記録。映像で残すべき貴重な機会である。祈りの言葉や所作、踊りや歌、服装や道具、式場や祭壇、供物やしきたり。それらの一... もっと見る
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映画評論家服部香穂里見るからに仙人の日川善次郎エカシの、とぼけた一面や女房泣かせな過去にも光を当てることで、そんな彼が誇りと責任感とともに緊張の面持ちで臨む、アイヌ伝統の厳粛な祭祀... もっと見る
「チロンヌプカムイ イオマンテ」のストーリー
1986年、北海道・屈斜路湖を望む美幌峠で、大正時代から75年ぶりに『チロンヌプカムイ イオマンテ(キタキツネの霊送り))』が行われた。アイヌの人たちもほとんどが知らない幻の祭祀である。狩猟民であるアイヌの伝統的な考えでは、動物は自らの肉や毛皮をみやげにして人間の国へやってくる。アイヌはキタキツネをわが子のように可愛がって育てると、やがてイオマンテを行う。祈りを捧げ、歌や踊りで喜ばせ、みやげを背負わせて神の国へと送り返すのだ。祭祀を司るのは、明治44生まれの日川善次郎エカシ(当時75歳)。祈りの言葉を間違えれば、神の怒りをかうという大役である。一言一句に魂を込めカムイノミ(神への祈り)を唱え、ウポポ(歌)とリムセ(踊り)が捧げられる……。
「チロンヌプカムイ イオマンテ」の映像
「チロンヌプカムイ イオマンテ」の写真
「チロンヌプカムイ イオマンテ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「チロンヌプカムイ イオマンテ」のスペック
基本情報 | |
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製作国 | 日本 |
製作年 | 2021 |
公開年月日 | 2022年4月30日 |
上映時間 | 105分 |
製作会社 | ヴィジュアルフォークロア |
配給 | ヴィジュアルフォークロア |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | 16:9 |
カラー/サイズ | カラー |
公式サイト | https://www.iomantefilm.com/ |
コピーライト | (C)VisualFolklore |
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