ポーランドへ行った子どもたち

ぽーらんどへいったこどもたち CHILDREN GONE TO POLAND
上映日
2022年6月18日

製作国
韓国

制作年
2018
上映時間
78分

レーティング
一般映画
ジャンル
社会派

check解説

1950年代、秘密裏にポーランドへ強制移送された北朝鮮の戦災孤児たちのドキュメンタリー。監督のチュ・サンミは脱北経験者のイ・サンとともにポーランドを訪れ、孤児たちの悲痛な分断の記憶を巡り、彼らを我が子のように受け入れた教師たちの記録を知る。監督は、「気まぐれな唇」「誰にでも秘密がある」などに出演したチュ・サンミ。2018年釜山国際映画祭上映。2018年金大中ノーベル平和映画賞、2019年春川映画祭審査委員特別賞、ソウル国際サラン映画祭基督映画人賞受賞。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 米文学・文化研究
    冨塚亮平
    これまで光を当てられてこなかった戦災孤児たちの記録を取り上げたこと自体は間違いなく貴重だが、苦しみに寄り添う母としての自己を前面に押し出すような構成は、悪い意味... もっと見る
  • 日本未公開映画上映・配給団体Gucchi's Free School主宰
    降矢聡
    ポーランドへ強制移送された戦災孤児たちのことを知るため、現地に赴く監督兼主演のチュ・サンミは常にノートを手に持ち、人々の話をメモに取る。しかし、そのノートに書か... もっと見る
  • 文筆業
    八幡橙
    「接続」や「気まぐれな唇」で知られるチュ・サンミが映し出す、遠く離れた国々の“傷の連帯”。朝鮮戦争後、北朝鮮の孤児たちが極秘でポーランド... もっと見る

「ポーランドへ行った子どもたち」のストーリー

出産後に子どもへの愛着や不安のために産後うつを経験したチュ・サンミは、偶然目にした北朝鮮の孤児たちの映像をきっかけに、秘密裏にポーランドへ強制移送された戦災孤児たちの記録を知る。1950年代、自国も厳しい状況のなか、ポーランド人教師たちが異国の孤児たちを我が子のように受け入れ、朝鮮の子どもたちも彼らを親と慕った。チュ・サンミは、10代で命がけの脱北を経験した大学生イ・ソンとともにポーランドを訪れ、教師たちと出会う。彼らは泣きながら、子どもたちを懐かしく思い出す。その後、朝鮮に送り戻された孤児たちの行く末は? 旅の途中、イ・ソンは涙を流しながら、今も北朝鮮にいる家族のことを語る。

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スタッフ
キャスト役名

「ポーランドへ行った子どもたち」のスペック

基本情報
ジャンル 社会派
製作国 韓国
製作年 2018
公開年月日 2022年6月18日
上映時間 78分
製作会社 (制作:コンテンツパンダ)
配給 太秦
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
公式サイト http://cgp2016.com/
コピーライト (C)2016. The Children Gone To Poland.

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